先日α7IIと一緒に購入したG.ZUIKO 21mm F3.5の写りが気に入り、某オークションで見かけた良さそうなレンズにいくつか入札してみたところ幸いにも送料含めて2,000円に満たない額で200mm F4が落札できてしまいました。(OM ZUIKOというのはフィルム時代のオリンパスの交換レンズです)
ジャンク扱いということでやや不安はあったものの、届いたレンズを光にかざしてみてもわずかなチリがあるだけで絞りもまったく問題なし。チリのことを除けばミントコンディションといってもいいレベルのものでした。ちなみにレンズフードは組み込み式でレンズ先端を引っ張るとスッとフードが伸びるようになっています。フードが欠品していて別に探す心配が無いのが嬉しい!
今時の感覚からすると開放F値はちょっと暗い気はしますけど、200mmというMF望遠レンズなのでこれぐらいでないと扱いきれる自信がありません。
さっそく渋谷で試し撮り
さて、新しいレンズが届くと自宅でたま(猫)を撮るか、通勤がてら渋谷で撮るかが恒例になっているので、さっそく行ってきました。
驚きました。解像力に定評のあるOM ZUIKOとは言え、まさかここまでとは・・・
コントラストが強いので背後の建築資材などはフリンジで荒れていますが、ピントを合わせた車の質感やシャープネスは鮮烈です。確か開放か1段絞ったぐらいだったと思います。
金王八幡の手水舎。ゴツゴツした龍の存在感がとてもいいですね。実際に肉眼で見る以上の力強さで写してくれます。
裏道で見かけた猫。
最初は画角の狭さに戸惑っていたのですが、この辺りからはだんだんと慣れてきて意外とスナップにも使えるかもな〜なんて感じ始めました。
というわけで、こちらは渋谷氷川神社の参道。
21mmのモノコートと違ってマルチコートとは言っても現代のレンズと比べるとやはり逆光はほわっとします。補正でシャドウをちょっと締めています。
氷川神社へやってきたのは実はこれが理由だったりします。参道の階段から撮るとちょうどアイレベルにメジロが来てくれるのですよね。そうは言ってもマニュアルフォーカスだし望遠だしでちょこまか枝を飛び移るメジロには苦労しました。(わずかに前ピンですけど)
2本のOM ZUIKOを使ってみて
21mmと200mm、いずれのOM ZUIKOも画角は違えども立体感の良いレンズでした。200mmでスナップをしてみてさすがに画角の狭さを感じましたが、135mmぐらいだと面白いかなと思います。
それにしても、この200mm F4以上に評判の良い50mm F2や90mm F2は一体どんな写りをするのかとても気になってしまいます。