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 26日午後4時30分ごろ、大阪市西成区萩之茶屋1丁目の鉄筋3階建てマンションで、管理人の男性から「1階の1室が燃えている」と119番通報があった。市消防局によると、同マンションの延べ約400平方メートルが焼けた。焼け跡から全身をやけどした男性が見つかり、その場で死亡が確認された。ほかにも男性3人がけがをしているという。

 現場はJR新今宮駅から南へ約300メートル。簡易宿泊所やホテルが並び、あいりん地区と呼ばれる一画。通行人や宿泊者ら数百人が詰めかけて騒然とし、消火活動を見守った。近くでホテルを経営する男性(45)は火災に気づき、あわてて建物の窓を閉めた。「こんなに煙が広がるなんて」と驚いていた。