韓国では、本業と別に仕事を持つことを「ツージョブ(2job)」、2つの副業を持つことを「スリージョブ(3job)」と呼んだりするが、サラリーマンたちの副業への意識は高い。とある就業サイトのアンケートでも73.8%のサラリーマンが「副業したい」と答えている。
ただ実際のところ、韓国のサラリーマンたちの多くは日本のサラリーマンと同じように、会社に秘密で副業するしかないという。副業すること自体が本業を疎かにしているように思われ、人事評価に響くと考えるからだ。
日本のロート製薬のように“副業解禁”を望む声も少なくない。ただ、韓国サラリーマンのなかで 密かに人気の副業はアダルトグッズ販売などという報道もあり、そんなところにも彼らが秘密にしたい理由があるのかもしれない。
いずれにしても、今回の統計からも明らかになったように、韓国サラリーマンたちの実態は厳しい。抜本的な解決案が求められている。
(文=慎 武宏)