20160525

出典:
いらすとや



 最近いろんな人と話してて、ヤッベーこれ自分も気をつけないと…と思うような事柄がございまして、メモメモ。

■人の意見を聞けない例

 例えば、最新の楽曲について、自分はこれが良いと思っている。どう良いのか自分の中で説明できる。でも、流行の曲をちゃんと理解したい、と思ってる。自分が流行とは違う場所に向かってないか不安。そこで誰かに話を聞く。例えばの話ですよ。

で、実際に誰かに聞いてみる。すると、その誰かは全然違う、ジャンルも違う曲を挙げて「これが最近だと一番良いんだよ」と言っている。だが、明らかにセンスが違う。なんだか曲も古臭い気がする。

そこでその誰かに自分はこう言う「あー、その曲ってでも昔の◯◯みたいだし、流行的には自分の知ってるこれこれこういうのが新しい感じじゃない?」

うわぁ、書き出してみて酷いなこれ。いや、私はこんなんじゃないですよ…? でも、身に覚えが100%無いとも言い切れない感じで。うわぁ、これただの嫌な奴だ。

こんな事を解説するのもなんだと思いますが一応解説。


■自分の中で出ている答えにそぐわない内容を聞き入れない

 これ、自分の中で既に「この曲がいいものだ」っていう答えがある前提で構えてるのですよね。だから意見を聞きたいとか言いながら本質は「自分の感性が合ってるかを証明したい」だけになってる。

相手としては、じゃあ何で私に意見求めたんだよ…と微妙な気持ちに。また、相手が別の感性から別の意見を更に教えてくれたかもしれないのにそこに対してストップをかけてしまった状態。

こういうのが続くと「あぁ、まじクズ君と話してても無駄だね。だって君、自分が話したいだけなんでしょ。自分の意見の答え合わせがしたいだけで、私の話なんて聞く気無いんでしょ」となり、周囲は遠ざかっていく…。ゴフッ…。い、いや、私こんなに酷くないですよ…多分…きっと…うん…。


■人の意見を聞かない相談



この相談、なんて酷い母親なのだ、子どもは一生のトラウマだ、と非難轟々だったようでした。簡単に説明すると、

Q.実家ぐらしのシングルマザー・子ども二人。姉は優秀、弟は部活もやめてゲーム三昧。両親はそんな弟のことについて小言を言ってくる。耐え切れなく成り最近は「こんなクズ産むんじゃ…」と言う。こんな日々が続くのかと考えると更生させるべきか悩む。

A.息子さんはよく耐えてる。自分の小言が家庭内で飛び交い、姉は優秀。唯一の支えはスマホゲーム。貴方が息子さんを精神的に抹消している。息子さんに謝って。この先ひきこもったりしないよう、貴方の態度を即刻改めるべき。

という感じ。
なんでしょう、私は相談に対する答えについて直ぐに思ったのが「そんなこと分かってるんじゃないのかなぁこの相談者…」という話。相談者は更生したほうが良いかとかじゃなくて、自分が詰んでるから優しい言葉が欲しいだけなんじゃないかな…とか、背中を押して欲しいんじゃないかな…とか。それなのに子どもでも言える正論を叩きつけて何がしたいのだろう、と。勿論子どもは可哀想だと思いますけど。

型にはまった答えに沿った回答なんですけど、それをシングルマザーで両親に小言言われまくってる当人に押し付けるのかー、まるで意見聞く気無いのだなーと思いました。新聞の相談なんて一方通行だし字数制限あるし、それが限界なのだとは思いますけども。


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■実は人の話を聞いてくれる人って希少

 こういう風に考えると、人の話をちゃんと聞くてとても難しい。人に意見を求めるってとても難しい。いや、世の中の人は結構簡単にこなしてるのか? うーん。でも、こういう事ちゃんと意識出来るようになれば、もっと人に楽しく話してもらえるし、人の思いもよらない意見を聞けると思うし。なので、反面教師の人には感謝しつつ自分でも気をつけようと思うのでした。