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史上初・南半球産白毛馬カスタディーヴァ、2月2週目~3月頃デビュー目指す

2017年1月25日18時35分  スポーツ報知
  • 白毛馬のカスタディーヴァ(左)と田中調教厩務員

 史上初となる南半球産白毛馬のカスタディーヴァ(牝3歳、美浦・田村康仁厩舎)が、美浦トレセンでの生活をスタートした。

 馬名の意味は“清らかな女神”。今月18日に入厩し、翌19日には坂路で初めての調教も行って、デビューに向けた準備を静かに進めている。

 真っ白に輝く馬体に、右目はやや青みを帯びたキュートなルックスの持ち主。田村調教師も「本当に真っ白で、きれい。思わず拝みたくなっちゃうよ(笑い)」と、その美しさにはメロメロの様子だ。

 もちろん、注目すべきはその見た目だけではない。血統面でも魅力は十分。2002年の英愛ダービーを制し、02、03年のBCターフも連覇したハイシャパラルを父に持ち、母のジオペラハウスから真っ白な馬体を受け継いだ。

 南半球産で9月25日の遅生まれだけに、通常の日本馬で言えば2歳の7月時期にあたる。それだけに「大事にじっくり育てていきたい」とトレーナーは語るが、馬体重は現状でも470キロほど。「普通の明け3歳の馬に比べたら“水っぽい”ところもあるけど、女馬にしては馬格もあるし、気性も素直。これからが楽しみだね」と田村師は成長に期待を寄せる。

 現在担当しているのは、G1・2勝をあげたメジャーエンブレム(今月4日に競走馬登録抹消)も担当していた田中調教厩務員で、「次はこの子と一緒にまた頑張っていきたいですね」と力を込める。

 当面は、今週中のゲート試験を目標にして、馬の状態と相談しながら、1回東京開催の後半(2月11日~2月19日)か、2回中山開催(2月25日~3月20日)でのデビューを目指していく予定。今後の活躍に注目だ。

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