政治権力を手に入れる最も確実な道は、それを目指さず、できれば投資銀行で働くことのようだ。少なくともオーストラリアとニュージーランドではそうだ。

今週オーストラリアの新首相となったマルコム・ターンブル氏はゴールドマン・サックス・グループの元幹部。ニュージーランドのキー首相と、オーストラリア最大の州であるニューサウスウェールズ州のベアード首相はそれぞれメリルリンチとドイツ銀行の出身だ。

キー、ベアード両首相は自身の経済政策を国民や州民に受け入れさせた実績がある。ウォール街や世界のバンカーに求められる売り込みの才と政治手腕には通じるものがあるようだ。

ターンブル氏が2001年にゴールドマンを去った後、同社のオーストラリアの投資銀行を率いたアラステア・ウォルトン氏は「銀行は顧客に、貴社を大変身させる案件はこれですよ、それでこんな成果が望めますよと言って仕事する」と話し、バンカーは「変化を売り込む術を知っている」と付け加えた。

ちなみに米国では、ルービン、ポールソン両元財務長官がゴールドマン出身だ。

原題:Aim to Be Prime Minister? Join Goldman, Merrill, Deutsche Bank(抜粋)

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