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官民協働 Wi―Fi整備 観光、産業振興へ 掛川

(2017/1/5 09:05)
共通ロゴを示しながら、利用法を説明する早瀬会長(左)=掛川市役所
共通ロゴを示しながら、利用法を説明する早瀬会長(左)=掛川市役所

 掛川市で公衆無線LAN「KAKEGAWA Free Wi-Fi(ワイファイ)」の整備が本格的に始動した。市や商工団体、通信事業者などで組織する「市公衆無線LAN推進協議会」(早瀬公夫会長)を中心とした官民協働の取り組みで、観光や産業振興、地域活性化につなげる狙い。共通のルールに沿った基地局(アクセスポイント)を、2017年度末までに市内100カ所に設置することを目指している。
 公共施設は市、飲食店や宿泊施設、小売店などはそれぞれの事業者にアクセスポイントを整備してもらう。共通ルールとして、無線ネットワーク識別名称(SSID)やロゴの統一▽利用する端末を限定しない▽無料▽利用者が容易に使える―の4点を定めた。
 利用者はロゴが掲示されている付近でスマートフォンやタブレット端末から接続し、メールアドレスを入力すれば、インターネットを楽しむことができる。1日当たりの利用可能時間は最大15分を4回まで(計60分)。
 公共施設の第1弾として、市は16年12月に市役所でのサービスを開始した。今後は掛川城などの観光施設や各地の生涯学習センターなどに広げていく。
 Wi-Fiは外国人観光客を中心に需要が高い。19年ラグビーワールドカップや20年東京五輪・パラリンピックを控えて来訪者の増加が見込まれる中、協議会では地域のもてなし力の向上や、利用者がインターネットを通じて掛川を発信する効果に期待している。
 25日午後1時半からは掛川商工会議所会館でシンポジウムも開く。早瀬会長は「民間にどれだけ協力してもらえるかが鍵。有効性をアピールしたい」と話している。

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