アメリカは以前と比べ大分住みやすくはなったと言われています。
しかしながら、地元の人たちに話を聞くと、富裕層と貧困層の二極化は激化し、住むエリアが異なるだけで、治安は悪化しているという声も耳にします。
つまり、貧しい人たちは貧しい人たちで一部の場所にかたまり、それがスラム街化し、一部では治安が安定し安全なのに、一部では治安は最悪で、警察も寄り付けないほど危険なエリアもあるという話です。
これはアメリカに限ったことではなく、日本以外の国を旅する上で、一般的な常識なのですが、今回は銃と車について取り上げていきたいと思います。
銃社会であるという事実
身を守るための銃にしろ威嚇にしろ、相手を攻撃するための銃にしろ、銃は人を殺す道具に違いありません。目的は違っても、結果は同じなのです。
わたしがアメリカに住んでいた頃、住宅街を友達と散歩していたのですが、たまたま他人の敷地内に入ってしまい、住人が出てきて、もしあなたがたがこの敷地内から即座に出なければ、わたしは銃を持ってこないければいけないと言われました。
穏やかそうなご老人でしたが、その言葉は自分の敷地内に侵入した不審者から、守るための銃でした。
当時のわたしはよく英語がわからず、友人が堪能だったので、すぐにその場を離れ、ことなきを得ましたが、もしあの場にそのままいたら撃たれていた可能性はあり、ニュースに出ていたかもしれません。
アメリカ人は狩りを好むので、狩猟用の銃などもありますし、治安が比較的悪い場所だと、寝室に銃を控えているという人もいました。銃を持つのが嫌だから、治安の良い場所に引っ越したという人もいて、銃社会はこれほどアメリカに身近なものなのだということを理解しなければなりません。
上記で挙げた人たちは、良心を持ち合わせているため、問題にはなりませんでしたが、危険な人たちならどうなっていたかはわかりません。
夜間に出歩かない、治安の悪いエリアには絶対に入らない、高速ではイグジットを適当に降りないなど、これらはアメリカで身を守るために当たり前のことなので、地元の人の言うことはしっかりと聞いて、必ず守るようにしてください。
車の運転には十分な注意が必要
ロスなどの大都市に行くと、車の交通量がすさまじく、アメリカ人の運転は、車間を開けず、バンバン飛ばすという恐ろしい運転の仕方をしているので、大変危険です。
当然ながら、いたるところで事故が起きていますし、当事者同士が口論となっています。
ロスなどの大都市は、交通機関も充実しているので、車がなくても観光であれば問題なく楽しめます。
もちろん、アメリカで車に乗りたいという気持ちはわかりますが、ただ運転したいだけなら、田舎のカントリーロードをオープンカーで・・・などが安全でおすすめです。
田舎の注意点としては、鹿などの動物が飛び出してくる恐れがあるので、その点は必ず注意するようにしてください。