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 インターネットで自分の年金記録や将来の受給見込み額などを確認できる「ねんきんネット」の利用を促すため、日本年金機構は4月から「ねんきん定期便」で、必要なIDを簡単に取得できる案内を行う。

 ねんきん定期便は年金記録の確認などのため、毎年1回、誕生月に郵送される。そこにスマートフォンなどで読み取るとネットに接続できるQRコードを入れる。その上で個人ごとの番号も記載し、基礎年金番号などと合わせてネットに入力すれば、その場でIDが発行されるようになる。

 いまは機構のホームページで登録し、約5日後にIDが届くのを待つ必要がある。定期便は約6419万人に送っているが、ID取得者は約418万人(2015年度末)にとどまる。