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デスク新調!買ってよかったホームエレクター:続超快適デュアルディスプレイ

備忘録
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Mac mini(及びLEGOスタンド)のデュアルディスプレイ環境を実現した後,ホームエレクターを組んでサイドデスクを新調しました.

はじめに

3ヶ月弱前,Mac mini(Late 2012)のスタンドをLEGOで組みつつデュアルディスプレイ環境を構築したことについてこの記事で書きました.

browncapuchin.hatenablog.com

実は当時もディスプレイに向かって左にサイドデスクがありました.でもスペースが足りず電気スタンドが設置できない上,A4サイズのテキスト・ノートすら広げられない有様(B5サイズのテキストやノートなら問題なかったけれど今の世はA4全盛).

あと15cm奥行のある机を物色したけど既製品で良いのが見つからなかったので,ホームエレクターで机を組みました.

ホームエレクター

ホームエレクターエレクター株式会社の製品.ざっくり説明すると,天板・棚板(シェルフ)の4隅に開いてる穴に金属棒(ポスト)を通し,自分好みのラックやデスクをほぼ自在に組み立てるというもの.

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http://www.erecta.co.jp/home/より)

では,ホームエレクターのデメリットとメリットをみていきましょう.

ホームエレクターのデメリット

①価格が高め
→はっきり言ってそんなに安くないです.例えば上画像の左の3段棚.サイズは不明ですがおそらく間口450mm×奥行き450mmの棚板(ウッドシェルフ:メイプル):1枚約¥5,800×3枚,高さ800mmのポスト:2本入り約¥2,500×2箱.合計約¥22,400くらいすると思います.

棚なんかホームセンターのカラーボックスで十分なら¥1,000くらいで買えます.あえてホームエレクターで組む必要性は費用の点からは説明不能.各家庭に鎮座する大蔵大臣の稟議を通らないかもしれません.

②組み立てがけっこう厄介
→それぞれのパーツ単体はさほどじゃないけれど,組み上げるとけっこうな重さになります.ということはパーツを運ぶだけでもそれなりに手間がかかるということ.エレクターを組むときは正直言って半日作業になります.やれやれだぜ.まあ,これはホームエレクターに限ったことではありませんけどね.

ただ,ホームエレクターの場合は基本的に金属パーツなので,不用意に落としたりぶつけたりするとダメージが大きいです.当然ですが,組み上げるモノが大きいと一人での作業がかなりしんどいです.というか移動できません.

③組み立て・組み直しに騒音が発生しがち
→ホームエレクターはネジも釘も使いません.基本的な組み立ては,ポストにテーパー(テーパードスリープ)と呼ばれるパーツを左右からセットし,そこで棚板の位置を確定させたあとでパーツを上から入れます.それからたいていおまけで付いてくるプラスチックハンマーで叩いて固定する方法.

場合によっては1箇所につき5回くらい叩きます.もちろん組み直すときにも叩いてリリースするので同様の打音が発生します.隣室への配慮は欠かせません.

ホームエレクターのメリット

①パーツ単位で注文できるのでデザインがカスタマイズ可能
→ホームエレクターは基本的にパーツ単位で注文します.サイズに制約はありますが,自分が必要とするサイズと機能,そして欲しいデザインを能動的にチョイスできます.これがデメリットを凌駕して余りある最大のメリット(別料金でサイズオーダーもできます).

ただし,実はこのメリットはデメリットと表裏一体.そもそも自分でパーツを選ぶのがめんどくさいという人には絶望しかありません.

あくまで手間を厭わず,自力で自分好みのファニチャーを組みたい人向けです.自分の,自分による,自分のためだけの家具が欲しい人にとってこそよく似合うのです.普通に売ってる家具が入らねーから高いけど消去法で選んだんだよ!という場合もありますけどね・・・

②耐久性バツグン
→パーツは主にステンレス製です.ステンレスは2種類あり,傷・酸化・耐錆性の度合いが異なるようですが,普通に部屋で使う分には数十年もつでしょう(劣化するとすればポストのプラスチックパーツでしょうね)

完成図

今回こだわったのは棚板の広さと高さです.

机に用いる棚板は部屋の間取りとの兼ね合いもあり,奥行き60cm×幅75cmのウッドシェルフにしました.おかげでデュアルディスプレイ導入以前から使ってた机上棚を置いてもA4サイズのテキスト・ノートを広げられる領域の確保に成功

デュアルディスプレイを設置してる机は子ども達と並んで使う長天板です.彼らが小さいうちからあまり高い机にすると使い勝手が悪いので高さ70cmに据え付けたのですが,この高さはキーボードを打つには丁度良いけど書き物するには若干低い.

そこで,エレクター机の高さは73cmにしました.わずか3cmの違いに何でこだわるのかと言うなかれ.この違いが快適さにもたらす影響はとても大きいのです.

資格によっては制限時間2時間もしくはそれ以上の試験があります.時間を計って過去問に取り組むんだり,もっと長時間机に向かうことだってあるのですから自分の身体に合った高さの机のほうが身体に余計な負担がかからりません.机の高さは作業目的によって使い分けるべきです.

◆完成図はこちら.MacBook Pro13インチ(非Retina,Mid 2012)が置いてあるのがエレクター机です.

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作り付け机とエレクターの段差が約3cmがあるので,机上棚の足にLEGOブロックをかませました.縦置きディスプレイ左下,机上棚の足の下にある黄色いLEGOブロックがそれです.

エレクター机はMacBook Pro13インチ置いても右にマウスが使えるスペースがあります.机上棚の左にはミニマリストならとっくに処分してたであろう10年以上物置に放置しまっていたヤマギワ製バイオライト・プロ..家族にミニマリストがいなくてホント良かった.

机上棚にはこれから受験する資格関連の本などが雑然と積まれてるのでモザイクかけました(見る人が見れば「あの資格本だな」,というのがわかるかもしれません)

ちなみに机上棚はこれです.小物整理用引き出しが地味に便利.

コクヨ デスクシェルフ W870 棚1段 トレー付 木目柄 EAS-DSC8773S

コクヨ デスクシェルフ W870 棚1段 トレー付 木目柄 EAS-DSC8773S

 
◆次に机を正面から撮影.実際にはバイオライトの手前に電話を置くので作業領領域はこれより狭いですが,A4サイズのテキスト・ノートが十分広げられます.MBP右に見えるのは電波時計付き血圧計.

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机の下にはこれまたエレクターで組んだキャスター付きの棚があります.これは15年位前に購入したもの.かわぐちかいじ著『沈黙の艦隊』が積まれてます.

browncapuchin.hatenablog.com

エレクター机の構成

エレクターで組んだ机の構成は次の通りです.

◆棚板は奥行き600mm,間口750mmです.欲を言えば間口1200mm欲しいです.子ども達が独立したら組み替えます.


◆ポスト.壁側のポストを高くしてハーフシェルフ等で棚戸作るのも良いのですが,今回は机上棚を活用するため,高さは73cmでそろえました.

 

 ◆棚板とポストだけでは不安定なので三方を固定するバーをかませます.


◆上画像のようにキャスター付き稼働棚があるので,三方クロスバーは棚板近くに設置せざるを得ませんでした. この点を補強するため,ハンガーレール600mmと750mmバーを追加し,600mmレールをポストの半分の高さあたり,750mmをポストの下,床から10cmあたりにかませました.

ホームエレクター ハンガーレール クローム W750mm用 HA130C

ホームエレクター ハンガーレール クローム W750mm用 HA130C

 

これらのパーツについてはクローム以外のほうが安い場合もありますし,ショップによって価格も違います.送料がかかるケースもありますので,必ず価格を比較してから自己責任でご購入ください.

おわりに

ホームエレクターの魅力は自分好みの机,棚,そして机と棚を組み合わせたワークステーションなどを構築できることにあります.

今回は自分用の机を紹介しましたが,子ども部屋には服を吊せるハンガーパイプ&ブラケットを使ったクローゼットや奥行き600mm×間口900mmのウッドシェルフを使った机を組んであります.

子ども達が独立したら持たせてやってもいいし,不要だったらそれらを使って私用の書斎を組もうと思ってます.


小学校入学時に買う学習机の中には成長に合わせて高さを調節できるものが増えてきたようです.でもいずれ使わなくなって処分するかもしれません.

小さかった子どもが成長したり,親元を離れて生活したり,家族が増えたり,逆に減ったりする度に生活スタイルは移ろい,そのときそのときの生活にそぐわない家具は消えていきます.

でもホームエレクターはそうじゃない.

20年,30年"そのまま使う"家具は数多あれど,主(あるじ)の生活に寄り添うかのごとく姿形を変えながらずっとそばに居続ける家具はそう多くないでしょう.

それこそ20年や30年,いや40年50年といった長い期間使うことを考えたらホームエレクターは決して高い買い物じゃないと思います.

ではまた!