広島市の新サッカースタジアムの建設候補地である広島中央公園の広場について、隣接する市営基町住宅の代表らは24日夜に会合を開いた。出席した広島県や広島市、広島商工会議所の担当者に「スタジアム建設が生活へ悪影響を及ぼすことが明らかであれば、異議を唱えざるを得ない」と述べ、反対する申し入れ書と質問書を手渡した。
県と市は騒音や渋滞の調査をする費用を、2017年度予算案に計上する。商議所を含む3者は2月に文書で回答する。
会合は基町地区社会福祉協議会と基町連合自治会からなる「基町の明日を考える会」が開いた。質問項目には(1)再び中央公園広場が建設候補地になった理由(2)広場の地下に貯蔵する10トンの飲料水の扱い(3)騒音対策(4)渋滞(5)不法駐車(6)地元の居住環境への影響(7)遊び場の確保(8)広場利用者への影響――を挙げた。