衆院予算委 きょうから第3次補正予算案の実質審議入り

衆院予算委 きょうから第3次補正予算案の実質審議入り
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衆議院予算委員会は、26日から安倍総理大臣とすべての閣僚が出席して、今年度の第3次補正予算案の実質的な審議に入り、アメリカのトランプ大統領の就任を受けた外交政策や文部科学省の天下り問題などをめぐって、与野党の論戦が本格化します。
国会は、25日までの3日間衆・参両院で、安倍総理大臣の施政方針演説などに対する各党の代表質問が行われました。
これに続いて、衆議院予算委員会は、26日と27日の2日間安倍総理大臣とすべての閣僚が出席して基本的質疑を行い、1兆7000億円余りの赤字国債を追加発行することなどを盛り込んだ今年度の第3次補正予算案の実質的な審議に入ります。

与党側は、アメリカのトランプ大統領の就任を受け、早期に首脳会談を行うなど日米両国の同盟関係の強化に向けて取り組むことなどを求めることにしています。

一方民進党などは、文部科学省の天下り問題を追及するとともに、「共謀罪」の構成要件を厳しくして「テロ等準備罪」を新設する法案への考え方などをただすことにしていて、与野党の論戦が本格化します。

予算委員会では、25日の理事会で、与党側が27日基本的質疑に続いて、締めくくりの質疑と採決を行いたいと提案しましたが、民進党などは新年度・平成29年度予算案の質疑に入る前に、天下り問題の集中審議を行うよう求めて折り合わず、採決日程をめぐる与野党の駆け引きが続いています。