【ロンドン=共同】国際オリンピック委員会(IOC)は25日、2008年北京五輪で、ジャマイカのウサイン・ボルトらが獲得した陸上男子400メートルリレーの金メダルを剥奪すると発表した。ジャマイカのリレーメンバーだったネスタ・カーターが、同五輪のドーピング再検査で禁止薬物に陽性反応を示して失格となったため。
IOCによると、ジャマイカは今後、処分に対する不服申し立ての権利がある。処分が確定すれば、同種目で銅メダルを獲得した日本が銀メダルに繰り上がる。
ボルトは08年北京五輪から16年リオデジャネイロ五輪まで3大会連続で100メートル、200メートルと400メートルリレーの短距離3冠を達成したが、この処分で通算9個の金メダルが1つ減る。