慰安婦書著者に無罪、韓国地裁

中傷意図なし、名誉毀損裁判

画像判決公判を終え、報道陣の質問に答える朴裕河・世宗大教授=25日、ソウル東部地裁前(共同)

 【ソウル共同】旧日本軍の従軍慰安婦問題に関する著書「帝国の慰安婦」で元慰安婦らの名誉を傷つけたとして、名誉毀損罪で在宅起訴された朴裕河・世宗大教授(59)の判決公判で、ソウル東部地裁は25日、無罪(求刑懲役3年)を言い渡した。

 韓国では慰安婦について「強制動員された性奴隷」との見方に反する異論は許されない雰囲気が強いが、裁判長は朴氏が日韓間の和解を目指すとした同書の目的を否定することは難しく、中傷の意図があったとは言えないと指摘した。

あなたにおすすめ