社説 【社説】米国抜きTPP、トランプ政権の目を覚ますか TPPに残る11カ国は、協定の枠組みを簡単には諦めない 2017 年 1 月 25 日 14:10 JST ドナルド・トランプ米大統領は12カ国が参加する環太平洋経済連携協定(TPP)からの離脱を正式に決定したが、オーストラリアのマルコム・ターンブル首相はこの枠組みを前進させようとしている。 ターンブル首相は24日、米国を除く11カ国で協議を進める可能性を示唆し、中国を迎え入れる可能性さえ排除しなかった。中国の習近平国家主席が国際貿易の新たな盟主になろうとする姿勢を見せるなか、こうした動きは米政府も無視できないだろう。 TPP参加の必要条件を中国が受け入れるとは考えにくいが、協定自体は一... 全文記事を読むには, 有料会員登録 または ログイン 広告 SPECIAL ADVERTISING SECTION