オール電化住宅である我が家は、2階にお風呂を設置しました。
結果として非常に満足していますが、2階にお風呂を設置するというのはメリット・デメリットがありライフスタイルによって意見が分かれるので何とも言えません。
では、まずはじめにオール電化・2階浴室のメリット・デメリットについての情報を整理してから、最大のデメリットと言われる「水圧問題」を解決する点をピックアップしたいと思います。
※この記事では「オール電化で2階にお風呂場を設計する」というのが前提のお話になります。
Contents
お風呂を2階にするメリット
1階のLDKが広く取れる
これは言うまでもなく1階に浴室スペースが無くなるのでLDKが広く取れます。
一般的なユニットバスを使うのであれば1~1.5坪(約3.3~5畳)くらいのスペースが取れるので、1階にこどもが遊ぶスペースくらいは作れるのじゃないでしょうか。
洗濯動線が楽な上にプライベートな空間を隠しやすい
洗濯場とベランダの動線が短くなるので、干し物が楽になる上に大量の洗濯物を持って階段を登り降りする作業も必要ないのもメリットです。
この情報はよくネットに出ていますが、本当に楽だと実感しています。
また、来客時に洗濯物や脱いだ服が・・・なんてことがないのもメリットです。プライベートな空間は2階にまとめられるということですね。
子供の粗相など不測の事態に対応しやすい
深夜に子供のおねしょや嘔吐などで、ベッドシーツや布団を汚してしまってもすぐに洗面(洗濯場)へ行けるのはとても助かります。
湿気が溜まりにくくカビが発生しづらい
1階に比べて2階の方が風が抜けやすく、温度も高いので窓を解放しておくことでカビが発生しづらいです。
基本的にはこまめに掃除をしていますが、風呂場で黒いカビを見たことはありません。
また、防犯面を考えても常時窓を解放しておけるのは2階浴室のメリットです。換気こそカビ対策ですよ。
お風呂を2階にするデメリット
シャワーからお湯が出るまでに少し時間がかかる
温水が蛇口から出る仕組みは、室外の給湯器(エコキュート)から蛇口までの配管(給水管)に貯まった冷たい水を出し切ってから温水が出ます。お風呂が2階にあれば配管の長さは長くなるので、温水が出るまでの時間は自然と長くなります。
我が家の場合、外気温が0度近い真冬であれば10~15秒近くかかります。
ただし、ユニットバスに暖房をつけているので個人的にはそこまでストレスはないですが、配管の長さはデメリットとして挙げられます。
1階にPS(パイプスペース)が必要になる
2階浴室・洗面の「廃水・給水・給湯」をするために、パイプを通すためのスペースを作らなくてはなりません。
基本的には浴室の真下にPSを作りますが、設計上「柱」のようなものが入るのでLDKの設計を邪魔する可能性があります。
我が家の場合、約300×500mmがパイプスペースとなっています。
プラス数万円の費用がかかる
設置費用や、万が一の漏水を防ぐ防水シートを張ったりと余計な出費が発生します。
ただし、ほとんどの場合は数万円で収まると思うので、設計士や担当者に相談してみるとよいでしょう。
老後の心配を考える
年齢を重ねていくことで足腰が弱くなってしまった場合、2階に上がるのがキツくなってしまったら大変です。
老化の他にも怪我・病気なども含まれます。
しかし、これらの不安を考慮しても私は2階浴室にしました。まぁ、なんとかなるだろうと。笑
設計プランはお風呂1階バージョンと、2階バージョンの両方を作ってもらうのもいいかもしれませんね。
1階に洗面台が別途必要
1階の水回りがキッチン・トイレのみになってしまうので、別途洗面台を置く必要が出てきます。(ナシという選択肢はないでしょう)
どちらにせよ、1階にお風呂を設計しても2階に洗面台を置いた方が良いと思いますけどね。
1階にお風呂が無くなったからと言って、全てのスペースがLDKに使えるというわけではありません、ということです。
オール電化・2階浴室の最大のデメリット「水圧の弱さ」を解決する!
オール電化で2階浴室を設計した場合、シャワーのお湯の勢いがなくなるという致命的になりかねないデメリットがあります。これにはオール電化住宅で利用する給湯器に問題があり、不満を言っている人のほとんどは「水圧」の対策をちゃんとしなかったことが挙げられます。
気持ちよくシャワーを使うにはしっかりとした水圧が必要ですよね。
オール電化では「エコキュート」給湯器を使うのが一般的です。
ヒートポンプ技術という空気の熱を費用してお湯を沸かす給湯器のこと。基本的に電力の安い夜間(オール電化の夜間電力は凄く安い!)にお湯を貯めておき、日中にお湯を利用するという仕組みになっている省エネ給湯器です。
エコキュートには「減圧弁」というものがあり、この減圧弁の設定により水道の圧力は500Kpaであるのに対して、標準的なエコキュートの水圧は200Kpa以下と弱くなってしまいます。
なので高圧給湯器と呼ばれる300Kpa以上の圧力があるものを使えば水圧の問題は解決できます。
圧力・応用の単位のことで、一般的に知られているが天気予報で使われる気圧「ヘクトパカル」が挙げられます。
HITACHI ナイアガラ出湯 フルオート[水道直圧給湯]を使ってます
日立の技術「水道直圧給湯」というのは、水熱交換器で水道を瞬間的にお湯にすることができるので、限りなくガスに近い水圧でシャワーや蛇口からお湯が出ます。
また、シャワーと台所で同時にお湯を使っていても全く動じないので非常に助かります。(3階でも使えるほどの給湯圧力を持っています)
お風呂の湯はりスピードも5~7分程度なので、入りたい時にすぐに湯はりができるのも嬉しい。(「ナイアガラ倍速湯はり」と言うらしい)
ちなみに我が家は4人家族で370Lタイプを使ってますが、今のところ湯切れが起きたことはありません。
タンクのサイズに関しては、お風呂に使う湯量の設定などでも大きく変わってくるので「このサイズじゃないといけない!」ということはないと思います。
2~3人家族 300L
3~5人家族 370L
4~7人家族 460L~
370Lタイプ高圧給湯器の参考価格を紹介
実際の施工では価格が違い1.5倍近い価格になる場合があるので参考までに。
| メーカー | シャワー水圧 | 参考価格 |
|---|---|---|
| 日立 ナイアガラ出湯:370L | 水道直圧給湯 | BHP-FW37RD |
| 三菱 ハイパワー給湯:370L | 290Kpa | SRT‐P372UB |
| パナソニック パワフル高圧給湯:370L | 280Kpa | HE-JPU37HXS |
| ダイキン パワフル高圧:370L | 320Kpa | SEQ37TFV |
まとめ
風呂を2階に設置するかどうかは、上記のメリット・デメリットをよく吟味して選択したほうが良いと思います。
私は2階浴室にしたおかげで1階のLDKを広く取れて満足しています。日立製品を使っている甲斐もあり、シャワーの水圧も全く問題なく快適に使えています。
これらのポイントをよく押さえてから2階浴室を検討してみると良いかと思います。