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大量拡散の「韓国人による日本人女児強姦」はデマニュースか サイトは間違いだらけ

BuzzFeed Japan 1/25(水) 6:00配信

BuzzFeed Newsは、サイトに掲載されているTwitterの「大韓民国民間報道@公式アカウント」に連絡を取った。

取材を申し込むためにメッセージを複数回交わしたが、取材の見返りとしての謝礼要求を断ったところ、「それでは大韓民国民間報道の管理人ではないフェイクアカウントとさせていただく」と返答があったため、連絡を止めた。

一方、このアカウントは、Twitter上での別のユーザーとのやり取りで、「本サイトは本誌の独自取材によるものです」と答えている。

「そしてソースの韓国記事がでたらめではないかというご指摘を各所からいただきましたが、各記事に貼っておりますリンクの韓国新聞は私どもが運営しております2次発信サイトであり、ソースではありません。私どもがソースです」

サイトにはすでに、「デマ」などの指摘が相次いでいるが、それ以上に元の記事が拡散している。

また、先出の桜井氏はTwitterで「今現在に至っても虚構記事を流した本人から謝罪も釈明もないから本物の記事として見なす」と述べ、1月24日現在、投稿を削除していない。

Facebook上では1月24日夕方現在、この記事をシェアしようとすると「このリンクには問題がある可能性があります」との指摘が表示されるようになっている。

メッセンジャーではURLの送信すらできない。

BuzzFeed Newsは、Facebookにこの状況について問い合わせた。日本の広報担当者はこの件について、確認していると述べた上で次のように説明した。

「フェイクニュースの拡散に関しては、弊社も真摯に受け止めています。米大統領選のときにフェイクニュースが選挙結果に影響したという指摘もあり、『私たちのプラットフォームの中でも、クオリティの高い情報が拡散されるべきだ』という想いがあるためです」

米大統領選におけるフェイク(偽)ニュースの拡散について報じたBuzzFeed Newsの調査がある。

大統領選の最後の3カ月間、Facebook上では選挙に関して、主要メディアのニュースよりも、偽ニュースの方が高いエンゲージメントを獲得していたことが判明している。

この問題を受け、Facebookも対策に乗り出した。アメリカやドイツでは、すでにニュースが「虚偽かもしれない」場合、報告できるようになっている。

報告を受けた記事は、報道機関などが入る第三者機関のチェックを受ける。虚偽とされた記事には警告が出るようになるという。

ただ、この機能は日本語や韓国語にはまだ未対応だ。担当者はこう語る。

「情報の質を上げるのが一番の目的なので、どこの地域でも対応できる体制にしたい」

なお、BuzzFeed Newsと「公式アカウント」のやり取りは、「韓国デマサイトの管理人やけどもBuzzFeedの記者からDMがきた」として、掲示板「おーぷん2ちゃんねる」で公開されていた。

Twitterアカウントにアクセスできる人物がスレッドをつくったとみられるが、この人物と「大韓民国民間報道」の管理人が同じ人物であるか、確証は取れていない。

ただ、この人物は、サイトの情報が「デマ」であると明示。さらに、目的が「広告収入」であるとも書き込んでいた。

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最終更新:1/25(水) 10:13

BuzzFeed Japan

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