検証用のリリース候補(RC)を経て、2015年12月下旬に公開(「開発版」の方は、ほぼ1週間に1回の頻度で更新されるようです)の「Wine 1.8」(ソースコード)をUbuntu派生のEcolinuxにインストールできるよう、コンパイルしてみました。
【依存パッケージの確認と取得】
コンパイルに必要なパッケージをシステムに予めインストールしておきます:
sudo apt-get build-dep wine
【ソースコードの取得】
①下記リンクよりダウンロード、任意の場所(例:「~/Desktop/」)に保存します:
https://dl.winehq.org/wine/source/1.8/wine-1.8.tar.bz2
②圧縮されているので、書庫マネージャなどを使って同じ場所に解凍します。解凍先が「~/」(ここに置くと後々アンインストールが必要になった時でも操作が簡単です)の場合「~/wine-1.8/」(フォルダ)が出力されます。
【コンパイル(端末で)】
① cd ~/wine-1.8/ (「wine-1.8」フォルダに移動します)
② ./configure
コンパイルが可能か状態を確認します。終了時にいくつかの「not found」がアラートされると思いますが、コンパイル自体は問題なくできるので、そのまま③に進みます。
ここでインストール先をオプション指定する事も可能ですが、通常はデフォルトの「/usr/local/」のままで問題ないと思います。オプションを追加する事でアンインストール用のスクリプトも内容が変更されます。
例:
./configure --prefix=/opt/wine-1.8/
(「/opt/wine-1.8/」をインストール先に指定)
③ make
コンパイルを実行します。マシンの処理力にもよりますが、1〜2時間はかかります。気長に待ちます(一旦コンパイルを始めると完了するまで何もしなくてもいいので、席を外しても大丈夫です)。
【GeckoとMonoの取得】
HTMLレンダリングに必要な「Wine Gecko」と.NET Framework環境の再現で使う「Wine Mono」を予めダウンロード、任意の場所に保存しておきます:
http://downloads.sourceforge.net/project/wine/Wine Gecko/2.40/wine_gecko-2.40-x86.msi (Gecko)
http://source.winehq.org/winemono.php (Mono)
【Wineのインストール】
実行バイナリ「wine」のパス(場所)をコマンド入力時に指定すれば、コンパイルのみ(インストールを省略)でもアプリケーションは動きますが、インストールした方が使い勝手が良いようなので、インストールしてみます:
① cd ~/wine-1.8/
② sudo make install (要ユーザーパスの入力)
出力先はコンパイル時に指定しなかった場合は「/usr/local/」となります。
【Geckoのインストール】
①Root権限で立ち上げたファイルマネージャを使って「/usr/local/share/wine/」に入ります(コンパイル時に出力先を指定しなかった場合。「Mono」でも同様)。
②「gecko」名義でフォルダを新規作成します。
③予め用意しておいた「wine_gecko-2.40-x86.msi」を②のフォルダに入れます。
【Monoのインストール】
①ファイルマネージャ(Root権限)を使って「/usr/local/share/wine/」に入ります。
②「mono」名義でフォルダを新規作成します。
③「wine-mono-4.5.6.msi」を入れます。
【アンインストール】
① cd ~/wine-1.8/
② sudo make uninstall
③「/usr/local/share/wine/」の「gecko/*.msi」と「mono/*.msi」はRoot権限のファイルマネージャなどを使って手動で削除します。
【使い方】
複数のWineがインストールされている環境では、どの「wine」(実行バイナリ)でアプリ動かすかコマンドラインで指定する必要があります。Ubuntu12.04LTSとその派生ディストリで、「/usr/」(1.4.1/1.6.2/1.7.18のいずれか)と「/usr/local/」(1.8)双方にバージョンの異なるWineがインストールされてる場合、「*.exe」クリック時に優先されるのは後者(「/usr/local/bin/wine」)となります。
【「Wine Staging」について】
「Silverlight」などWindows用のプラグインをLinuxのウェブ・ブラウザ(Firefox)でも使えるようにする為のスクリプト「Pipelight」では「Wine Staging」と呼ばれる特別仕様のWineが採用されています。
通常のWineとの対比でいくつかの細かい相違点があるものの、Windows用のアプリケーションを「相性が良ければ」動かす事ができます。
若干のタイムラグはありますが、アップデートは「本家」(開発版)と連動しており、2015年12月23日時点の最新版は「1.8-rc4」(リリース候補の最終版)となっています。
「*.exe」を動かす際、例えば「WINEPREFIX=$HOME/.wine-pipelight /opt/wine-staging/bin/wine start /Unix '/home/(ユーザー名)/略/*.exe'」のように、コマンド打ちは複雑になります(シェルスクリプト化は可)が、ソースコードと異なり、コンパイルが不要でアップデートも「APT」実行時に自動適用される為、用途によってはこちらを選んだ方が便利です。
【依存パッケージの確認と取得】
コンパイルに必要なパッケージをシステムに予めインストールしておきます:
sudo apt-get build-dep wine
【ソースコードの取得】
①下記リンクよりダウンロード、任意の場所(例:「~/Desktop/」)に保存します:
https://dl.winehq.org/wine/source/1.8/wine-1.8.tar.bz2
②圧縮されているので、書庫マネージャなどを使って同じ場所に解凍します。解凍先が「~/」(ここに置くと後々アンインストールが必要になった時でも操作が簡単です)の場合「~/wine-1.8/」(フォルダ)が出力されます。
【コンパイル(端末で)】
① cd ~/wine-1.8/ (「wine-1.8」フォルダに移動します)
② ./configure
コンパイルが可能か状態を確認します。終了時にいくつかの「not found」がアラートされると思いますが、コンパイル自体は問題なくできるので、そのまま③に進みます。
ここでインストール先をオプション指定する事も可能ですが、通常はデフォルトの「/usr/local/」のままで問題ないと思います。オプションを追加する事でアンインストール用のスクリプトも内容が変更されます。
例:
./configure --prefix=/opt/wine-1.8/
(「/opt/wine-1.8/」をインストール先に指定)
③ make
コンパイルを実行します。マシンの処理力にもよりますが、1〜2時間はかかります。気長に待ちます(一旦コンパイルを始めると完了するまで何もしなくてもいいので、席を外しても大丈夫です)。
【GeckoとMonoの取得】
HTMLレンダリングに必要な「Wine Gecko」と.NET Framework環境の再現で使う「Wine Mono」を予めダウンロード、任意の場所に保存しておきます:
http://downloads.sourceforge.net/project/wine/Wine Gecko/2.40/wine_gecko-2.40-x86.msi (Gecko)
http://source.winehq.org/winemono.php (Mono)
【Wineのインストール】
実行バイナリ「wine」のパス(場所)をコマンド入力時に指定すれば、コンパイルのみ(インストールを省略)でもアプリケーションは動きますが、インストールした方が使い勝手が良いようなので、インストールしてみます:
① cd ~/wine-1.8/
② sudo make install (要ユーザーパスの入力)
出力先はコンパイル時に指定しなかった場合は「/usr/local/」となります。
【Geckoのインストール】
①Root権限で立ち上げたファイルマネージャを使って「/usr/local/share/wine/」に入ります(コンパイル時に出力先を指定しなかった場合。「Mono」でも同様)。
②「gecko」名義でフォルダを新規作成します。
③予め用意しておいた「wine_gecko-2.40-x86.msi」を②のフォルダに入れます。
【Monoのインストール】
①ファイルマネージャ(Root権限)を使って「/usr/local/share/wine/」に入ります。
②「mono」名義でフォルダを新規作成します。
③「wine-mono-4.5.6.msi」を入れます。
【アンインストール】
① cd ~/wine-1.8/
② sudo make uninstall
③「/usr/local/share/wine/」の「gecko/*.msi」と「mono/*.msi」はRoot権限のファイルマネージャなどを使って手動で削除します。
【使い方】
複数のWineがインストールされている環境では、どの「wine」(実行バイナリ)でアプリ動かすかコマンドラインで指定する必要があります。Ubuntu12.04LTSとその派生ディストリで、「/usr/」(1.4.1/1.6.2/1.7.18のいずれか)と「/usr/local/」(1.8)双方にバージョンの異なるWineがインストールされてる場合、「*.exe」クリック時に優先されるのは後者(「/usr/local/bin/wine」)となります。
【「Wine Staging」について】
「Silverlight」などWindows用のプラグインをLinuxのウェブ・ブラウザ(Firefox)でも使えるようにする為のスクリプト「Pipelight」では「Wine Staging」と呼ばれる特別仕様のWineが採用されています。
通常のWineとの対比でいくつかの細かい相違点があるものの、Windows用のアプリケーションを「相性が良ければ」動かす事ができます。
若干のタイムラグはありますが、アップデートは「本家」(開発版)と連動しており、2015年12月23日時点の最新版は「1.8-rc4」(リリース候補の最終版)となっています。
「*.exe」を動かす際、例えば「WINEPREFIX=$HOME/.wine-pipelight /opt/wine-staging/bin/wine start /Unix '/home/(ユーザー名)/略/*.exe'」のように、コマンド打ちは複雑になります(シェルスクリプト化は可)が、ソースコードと異なり、コンパイルが不要でアップデートも「APT」実行時に自動適用される為、用途によってはこちらを選んだ方が便利です。