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【東京】

子ども関連22万冊の都立多摩図書館 国分寺で29日開館

子どもたちに絵本の読み聞かせをする小池知事(左)=国分寺市で

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 児童書や雑誌を数多くそろえていることで知られる都立多摩図書館が立川市錦町から国分寺市泉町に移転し、29日に開館する。手狭だったため50億円かけて工事を進めていた。子どもに絵本を読み聞かせられるスペースを設けるなどしており、親子が触れ合える場になりそうだ。 (木原育子)

 延べ床面積は八千九百七十二平方メートル。旧図書館の二倍の広さで、乳児用のいすを備えた親子トイレや、授乳室などもある。二百五十人分の水と食料を備蓄し、災害時には帰宅困難者の受け入れ施設になる。

 一般書籍五十万冊のうち、二十二万冊が児童書や子どもに関連した研究書。児童書八万一千五百冊は開架に並び、実際に手に取れる。本との出会いを楽しんでもらおうと、一万四千冊の絵本が読める「こどものへや」や、読み聞かせ専用の「えほんのこべや」を設置した。

 雑誌は、国内外で発行された女性誌や鉄道誌など、国内最大規模の一万七千タイトルをそろえた。六千六百誌の創刊号もあり、明治時代のものも所蔵している。

 二十四日に現地で記念式典があり、小池百合子知事は「人々が集い、学び合う場として、多くの都民に便利に使ってもらいたい」とあいさつ。その後、市内の児童たちに絵本を読み聞かせた。

 

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