明日死んでしまうとしたら。最後の晩餐には何を食べよう。
私は多分、燦燦斗の油そばかも知れない、、、
ここ何年も、燦燦斗は、私の好きなラーメン不動の1位です。
燦燦斗は18:00〜20:30の2時間半のみの営業で、月曜・木曜定休。
以前は埼玉に住んでいたため、東十条は通勤途中にあり、早く仕事が終わった日など、タイミングが合えば有無を言わさず燦燦斗へ通っていました。
残業の多い職場だったので、燦燦斗の営業時間中に帰宅することは、そうたくさんはありませんでしたが、、、
今は引っ越しして通り道ではなくなってしまったため、燦燦斗に行くのは約1年ぶり。
たまに臨時休業があるので、ドキドキしながら道を曲がると、、、人が並んでいる!
燦燦斗はだいたいいつも並んでいるので、誰も並んでいない方が営業しているのか不安になります。
お客さんがいないガラガラの燦燦斗を見たのは、多分、数年前の12月30日だけです。
赤い看板、以前は無かったような気がするけれど、最近つけたのかな。
先に食券を購入して、並びます。
お店に着いたのは19:30、肉増しも、チャー皿も売り切れになっていました。
いつもは油そば(700円)+肉増し(250円)+生卵(50円)の食券を買いますが、売り切れなのでしょうがない。
まだ残っていた「得増し」の食券を初めて購入しました。
油そば(700円)+得増し(300円)で、トータル金額は1000円で同じです。
燦燦斗でケチると後悔が大きいので、どうしてもチャーシューをトッピングしたいのです。
タイミングが良かったのか、並んでいる人も少なく、回転もよく、すぐに自分の順番になりました。
お客さんが帰ると、お姉さんから「お1人様、どうぞー」と声がかかるので、指示された席に座ります。
お姉さんの独特なイントネーション、全く変わっていない。
おばあちゃん家の様な古い建物なので、入り口の引き戸が閉まらなくなってしまう人が多く、「開けたままでいいですよ」と声をかけていたり、
2人組のうち1人が先に食べ終え、並んでいる人がいるので先に出て待っていようとすると「2人一緒でも大丈夫ですよ」と声をかけていたり。
明るくて優しくてカラッとした、お姉さんの接客は不思議な魅力を持っています。
本当は、好きな食べ物は最後に残しておきたいタイプだけど、このチャーシューは熱が入らないうちに食べたくて、いつも真っ先に全て食べてしまいます。
外側にしょっぱめの醤油味がついていて、ピンク色の部分はローストビーフ状。
レアチャーシューをトッピングするお店は多いけれど、燦燦斗のチャーシューは抜群に肉らしさがあって、これだけでレストランの1品料理として成立しそうなほどです。
チャーシューを食べ終えたら、器の底に醤油ダレと油が入っているので、麺をぐるぐる混ぜます。
ほんのりにんにく風味のする醤油味のタレで、非常にシンプル。
さらさらのタレが、混ぜているととろみがついて、卵を入れたようになります。
麺は自家製麺で、水分が多くモチモチ。白くてつるんとした、艶めかしい麺です。
太めで250gあるので、お腹いっぱいになります。
燦燦斗が大好きですが、実はらーめんは1度しか食べたことがなく、つけ麺は一度も食べたことがありません。
そして今日、久しぶりに券売機を見たら、塩ラーメンも増えていました!
全メニューを制覇してみたい。
しかし、燦燦斗の油そばが美味しいことを知っているので、油そばの誘惑を振り切って他の食券を購入するには、油そばの余韻がある短期間のうちに燦燦斗に通いつめるしか方法がないのです。