土舘聡一
2017年1月25日00時08分
宮崎県は24日、同県木城(きじょう)町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザに感染した疑いがある鶏が見つかったと発表した。遺伝子検査をした結果、陽性(H5亜型)と確認され、約16万羽を殺処分するなどの防疫措置に入った。国内の養鶏場などでの高病原性鳥インフルエンザの発生は今季9例目、九州・山口では3例目。宮崎県では昨年12月に続いて2例目となる。
県によると、24日午前11時半、死亡鶏が増えていると養鶏場から宮崎家畜保健衛生所に通報があった。この養鶏場では約6万1700羽のブロイラーを飼育し、この日だけで130羽程度が死んだという。生きた2羽と死んだ5羽を簡易検査したところ、すべてからA型鳥インフルエンザの陽性反応が出た。
遺伝子検査で陽性と確認されたため、県はこの養鶏場の約6万1700羽と、管理者が同じで隣接する関連養鶏場の約10万6700羽の殺処分を始める。
さらに、この養鶏場から3キロ…
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朝日新聞社会部