教諭が日教組出身議員のチラシを児童に配布 市教委が処分検討

神奈川県小田原市の小学校で23日、60代の教諭が、3年生の児童18人に、日教組=日本教職員組合出身の参議院議員の活動が記されたチラシなどを誤って配布していたことがわかりました。教諭は「児童への配布物と間違えてしまった」と話しているということで、市の教育委員会では処分を検討しています。
小田原市教育委員会によりますと、23日、小田原市立芦子小学校の60代の男性教諭が、学校を休んだ担任の代わりに、3年生の児童18人に学校便りを配布する際、職員室の担任の机に置かれていた日教組出身の参議院議員の活動が記されたチラシのほか、組合関係の機関誌など5種類を誤って配ったということです。

24日になって保護者から教育委員会に連絡があったということで、教諭は、「政治活動をするつもりはなく、児童への配布物と間違えてしまった」と話しているということです。

教育委員会と学校は保護者に連絡して謝罪し、チラシなどの回収にあたっていて、教育委員会は教諭の処分を検討しています。

小田原市教育委員会は、「児童や保護者に迷惑をかけて申し訳ない。今後、このようなことがないよう指導を徹底したい」と話しています。

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