自衛隊の部隊運用で使用する防衛省のXバンド通信衛星「きらめき2号」が24日午後4時44分、鹿児島県・種子島宇宙センターからH2Aロケット32号機で打ち上げられた。衛星は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。防衛省が独自の衛星を打ち上げたのは初めて。
〔写真特集〕ロケット発射 リフトオフ!
北朝鮮の弾道ミサイル発射情報の伝達や、国連平和維持活動(PKO)などに従事する国外派遣部隊の通信能力向上を図る。
防衛省によると、Xバンド通信は気象条件に左右されにくく、高速、大容量通信に優れる。画像や動画がスムーズに送信でき、有事や災害時に広範囲に展開する艦艇や部隊間で迅速に情報を共有できることが期待される。
現在、自衛隊の衛星通信は民間の商用衛星「スーパーバード」3基に依存。うち2基が設計上の寿命を迎えるため、同省が独自の衛星を打ち上げる計画を進めていた。
同省は当初、1号機の打ち上げを昨年7月に予定していたが、輸送時に損傷。1号機は18年3~9月に延期し、2号機を先行させた。3号機は20年度中の打ち上げを検討している。総額で約2300億円の整備費を見込む。
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