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会長に外国籍の白承豪さん

 兵庫県弁護士会(米田耕士会長)は23日、韓国籍の白承豪(はく・しょうごう)さん(54)が、2017年度の会長に無投票で決まったと発表した。同弁護士会によると、外国籍の会長は初で、日本弁護士連合会に記録はないものの「全国の弁護士会でも初めてではないか」としている。任期は4月1日から1年間。

     白さんは韓国・ソウル出身。父親の仕事の関係で1974年に来日し、琉球大法文学部を卒業した。93年に大阪弁護士会に登録した後、96年に兵庫県弁護士会に登録替えして副会長などを歴任した。

     白さんには、来日前に交通事故で右腕を失ったハンディキャップがある。会員に向けた立候補あいさつでヘイトスピーチなど外国籍者に対する人権侵害にも触れ、「私が会長に就くことで問題が少しでも解決の方向に向かえば幸い」としている。

     司法試験に国籍条項はなく、外国籍だと国家公務員の裁判官、検察官には任用されないが、弁護士登録はできる。【井上卓也】

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