日本代表FW本田圭佑が所属するACミランのアドリアーノ・ガリアーニCEOが、先日に物議を醸したエバートンのスペイン代表FWジェラール・デウロフェウの獲得について交渉が継続中であることを明かした。イタリア衛星放送局「プレミアム・スポーツ」のインタビューに応じている。
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現地時間21日に本拠地サンシーロで開催されたナポリ戦の直前に、恒例の取材対応が行われた。ミランが期限付き移籍で獲得したと正式にアナウンスしたデウロフェウについて、エバートン側から「合意には達していない」という否定の声明で取り下げられた件についてコメントしている。
「私から言えるのは、交渉は継続中であるということだけだね」
メディカルチェックが終わっていないためアナウンスを取り下げたという見込みが報じられたデウロフェウ獲得だったが、クラブ間交渉が完全合意に至っていないことが明らかになった。その段階で正式決定の一報をクラブがオフィシャル情報として出すなど不手際が際立っている。
この日、ミランはナポリ戦で2点を先行される展開のなか、前半のうちに1点を返して後半を迎えた。思うようなプレーができていなかった右ウイングのスソに交代が命じられたが、そこで投入されたのはMFアンドレア・ベルトラッチだった。本田には最後まで声が掛からず、改めてその信頼度の低さとウイングの枚数不足が浮き彫りになっている。
この日のような状況を考えれば、デウロフェウ獲得はミランにとって後半戦を戦い抜くための重要な戦略になるが、不始末を犯したミランは最終的に交渉をまとめ上げることができるだろうか。
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
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