藤井匠
2017年1月24日10時51分
■港からやってきた
ソースのこうばしい香りが鼻孔をくすぐる。大阪・難波の湊町リバープレイスにある粉もん屋「やん!なんば本店」。
のれんをくぐると、全国各地のソース300種以上が入り口や調理場の棚に並ぶ。好みのソースで、お好み焼きや焼きそばを調理してくれる趣向だ。
「ソースソムリエ」を自認する店長の澤田大輔さん(34)はソースを地酒にたとえる。
「関西で粉もんは食文化。欠かせないソースは関西人の血に流れている」
「神戸はソースの聖地。ソースだけ味わっても、めちゃめちゃおいしい」
◇
一説によると、国内初のソース(ウスター)は1885(明治18)年、神戸で生まれたという。
「阪神ソース」(神戸市東灘区…
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朝日新聞社会部