ロードバイクのチェーン落ちの原因について


ワタクシ運動不足気味だとどうにも便秘気味でお腹の調子があまり良くないんですね。
日々PCばかりですが、やはりある程度の運動は大切ということみたいです。
お腹の調子が便秘気味の方にもお尻歩きはおすすめです。

で先ほど3本ローラーでダンシングの練習をしようかなぁと、、、
今まであまりやったことがなかったんですね。←オイオイ

結果:通常走るダンシングとはちょっと違います。
ちょっと違うというか、、、偏ったダンシングしかできなかったです。

なんかフロントから階段に突っ込みそうでして(笑

ダンシングはお外で練習したほうが良さそうですね。



ということで本題へ!

実のところワタクシ自身ここ何年も全くチェーンが落ちません
どうでしょうか。自分でしっかりメンテができる方であれば最近のコンポは非常によく出来ていて、(フロント変速のトリムはより落ちにくくなるように変わりました)ほとんど経験のない方も多いのではないでしょうか?

落ちたら落ちたで直したらいいだけなんですが、下手をすると大怪我をしたり、フレームの破損にもつながります。
もしも違和感を感じたら決して「おもいっきり踏んで見る」こんなコトは絶対にせずに、止まって確認した方がいいです。ムリに踏むことでより被害を拡大させることもあります。

そうはならにように予防的にきちんと整備をしてくことが大切です。あとは乗り方、主にシフトチェンジの技術です。

ロードバイクのように外側変速機がむき出しの場合はたとえチェーンが落ちたとしても簡単に治すことができます。
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※フロントがアウターに落ちてしまった場合、

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※フロントがインナーに落ちた場合

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正しくギアにチェーンを掛けてあげて、

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優しく回します。

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ぷるっと戻ります。

基本的にリアでもフロントでも正しいギアにかけてあげて【正転】で戻すことができます。

もちろんギアにチェーンを逆にかけて逆転でも直せるんですが、故障・その他の不具合がないかを乗る前に判断するという意味ではクランク逆転で治すよりも【正転】で直して不具合がないかを確認してから走りだしたほうがいいです。

出先でのチェーン落ちでの大切なことってチェーンをはめることだけではなくてその後のことで、【無事に家まで帰ることができるのか(その後走り続けられるのか)】というとことです。※ここが最重要ポイントです。
潜在的なトラブルの有無はとても大切です。

リアディレイラーのテンションが掛かって直しにくい場合があります。

そんな時は
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まさに【テンションプーリー】です。
この構造がないと小ギアにしたらチェーンはダルダルになりますし、大ギアはパンパンになります。
まさにチェーンにテンションをかけるためのプーリーです。

バネで戻ろうとする力が働くので指でかる~く押してあげればチェーンのテンションを下げることができます
※この動きはチェーンテンションを適切に保つためのリアディレイラーの動きです。
 チェーンが外れていないなくても動かせるので試しにやってみておくといいと思います。

チェーンを緩めれればあとは正しいギアに噛みあわせて【正転】でカチャンといきます。


あくまでもクランクは優しく回して戻してあげましょう

フレームにチェーンが干渉したりした状態で激しく回したりなんかしたもんだったらフレームに傷が入ってしまいます。また何らかの機材の不具合でチェーンが正常にかからない状態で勢い良くクランクを回したもんならフレームがダメになってしまう可能性も出てきます。

整備は愛情!少しぐらい手が汚れたって優しくチェーンをかけてそっとクランクを回して戻してあげるといいですね。
初心者の方は特に出先なんかで外れてしまって焦ってしまう時もやはり【優しく優しく】と覚えていると例えば修理中手を挟んでしまった時なんかも軽症ですみます。ギアに挟んでしまう怪我は勢いが付いているととんでもない怪我をしてしまいますので要注意です。
整備は愛情です!モハヤヘンタイデス


チェーン落ちの原因が機材の面にある場合だと、戻しても戻してもチェーン落ちを繰り返してしまうことになります。定期的なメンテナンスはシマノも推奨をしています。もし自分でできないのであれば思い切ってお店に持って行きバッチリ整備をしてもらってしまいましょう!


予備的にフロントで内側に落ちるとフレームの破損につながるので内側にチェーン脱落防止のこんなものや、
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リアのスプロケの内側にはプラスチックの板のようなものがある場合があります。
(※なくしちゃいまいた・・・画像はございません。。。)

Bianchiの自転車は親切にも最初っから付いているんですね。
Sempreがうちにきた時はフロント側が一番下まで下がっていたのはご愛嬌です。ナンモイミネージャネーカ#

こういったもので防ぐというのも安全のためにはあってもいいと思います。

ということで本題に入る前にとっても大切なことです。
チェーン落ちだけに限らず不具合が起きた時は【なぜ?】というところが大切す。

▶いつから起きたのか?
▶なにかきっかけがあったのか?
▶なにをしたらこうなったのか?


これらによって対処が全く変わってきます。

少しずつ調子が悪くなったのか、何か思い当たるきっかけがあるか?
それによってアプローチが変わってきます。


―リアディレイラーの動きの不良―

チェーンのテンションが弱まれば(チェーンがダルダルってことです)ギアから外れやすくなります。車体が振動で動くようにチェーンも振動で動きます。何かのはずみでギアが咬み合わないまま回ってしまうと落ちることがあります。
またテンションプーリーの動きをつかさどるガイドプレートの上下(前後)の動き、これが綺麗に動いていないと当然チェーンテンション(張り)が適切に調整されずにゆるくなったり、張りすぎになったり、結果チェーン落ちという現象が落ちやすくもなります。

しかしこの部分は以外に放置しても動きは悪くはなりにくいです。
これがリアディレイラーの動きの不調でチェーンのテンションが落ちる原因です。

―その他のチェーンによる原因―
ギアと噛み合うチェーンの状態もチェーン外れに関係してきます
まずはチェーンに何らかの不具合があるとき(固着等)は当然フロントギアの歯にしっかりとチェーンが入れずにハズレることが出てきます。

またダルンダルンに伸びたチェーンをいつまでも使っていればチェーンとギアの噛合せがよくなくなり、ハズれる可能性が高くはなります
チェーンとギアのかみ合わせなんて本当にちょっとしたことですが、このちょっとしたことが非常に重要であり、リスクを上げる要因となります。

通常チェーンが伸びていてれば変速がダルっダルになってくるので交換をしてしまえば万事解決です。
チェーンの寿命は乗り方に大きく依存してくるのでなんとも言いがたいですが、3~4000kmぐらい走っていれば疑うをかけてもいいかもしれません。

ちなみに伸びはチェーンチェッカーという道具で確認はできますが、アレは個人的にはあまり・・・です。もう工具箱の底の方に眠っています。普段乗っているフィーリングが大事で、変速の感覚の方がわかりやすいですね。
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チェーンは日常的にメンテナンスをしていればこれらの要因は除去できますね。

―チェーンの長さ―
番外編として、チェーンの長さがインナー&トップの状態でたるみすぎる場合は調整が必要です。
フロントをインナーに、リアをトップに変えてチェーンステーにすらないかどうかを確認します。
チェーン交換後にチェーン落ちが起こる場合は長さを見てみるのもいいかもしれません。
切るときに間違ってしまっていることがあるかもしれません。
(あまりこれでは落ちないかなぁ、、、)


▶ディレイラー不具合

―リアディレイラーのプーリーをつなぐプレートの歪み―
リアディレイラーの構造の一つ、テンションプーリーとガイドプーリーは常に直線でなければなりませんpath3979
ここに歪みが生じるとトップロー調整できちんと限界を決めてあったとしてもズレが生じるのでやはりギアを飛び越えやすくなります。

―フロントディレイラーのプレート―

フロントはガイドプレートが斜めに取り付けてあったり、何らかの原因で斜めになってしまうとやはり同じようなことが起きることがあります。
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ギアとプレートはド平行です。

フロントディレイラーのガイドプレートはチェーンをずらすことの天才です(笑
と言うかそれがFDのお仕事なので、きちんと調整をしないとバンバン落としてくれることにもなりかねます。


―フロント・リアディレイラーのトップ&ローアジャストボルトの調整 ―

以前の記事を読んだことがある方はおわかりかと思いますが、おさらいです。

リアディレイラー調整 中級編 トップ・ローアジャストボルト
フロントディレイラー調整 フロント変速のしくみ その2

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フロント・リアともに、トップ&ローアジャストボルトのお仕事はリミット制御です。
【何があってもこのラインを超えてはならぬ!】
(緑の点線)というのがお仕事です。

ディレイラーの仕事の話になりますが、もう一つだけ。
ケーブルがついていない状態だと、リアはトップ側(歯数の少ないギア)へ、フロントはインナー側(歯数の少ないギア)へ【バネの力】で戻ります
要は前後ディレイラーのスタート位置はどちらも最小ギアであるということです。
ケーブルのお仕事はバネの力に逆らって引っ張ることでディレイラーに直線的な動きの運動をつたえるということです。そして実際の引量を決めているのはコントロールレバー内の機構です。※一部を除く


ケーブルが伸びようと、たとえ外れ(切れ)ようとも トップ&ローアジャストボルトの調整さえしっかりしてあればギアを飛び越えてチェーンがハズレる可能性はかなり低く抑えられます。
ケーブルが【伸びる】と【ハズレる(切れる)】ということはリアはトップ側まで戻ります、フロントはインナーへ落ちます。しかしケーブルの張りにかかわらずリミット調整はできていますのでリミットを超えることはないのでリアトップ&フロントインナーの状態になるだけです。


ではトップ&ロー調整ボルトで調整後は信じられないほどケーブルを張っても落ちないのか?ということです。(※そんなことをする必要は全くありませんが・・・)

結果から言うと落ちません。
なぜならトップ&ロー調整ボルトで調整した限界値(緑の点線のライン)はケーブルでも手で動かしても超えることができない構造になっています。
むしろそれをやるとインナーに落ちなくなります。。。

ということでまず変速時にチェーンが落ちるということはココを疑ってみるといいと思います。

実は多少プレートが曲がっていようとも、ココさえ合わせてしまえばチェーン落ちをある程度予防することができてしまいます。


―フロントディレイラー本体の取り付け―

フロントに限ってですが(リアではありません)取り付け時に適切な高さ、角度にしないと外れやすくなることがあります。
メーカー(シマノ)推奨の位置にきちんとあるかどうかを確認する必要があります。
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 画像2種類の取り付け位置が調整できます。
左側は【チェーンリングと平行をだしているか】
右側は【取り付けの高さは適切か】
この2種類です。

最近では新品のフロントディレイラーではシールがついていて【ココに合わせてね♪ 】となっているのでそんなにとっちらかって取り付けにはならないはずです。

強くぶつけたて(軽くぶつけたぐらいじゃ曲がらないとは思いますが、)取り付け部が回る、本体が歪むそんなときはやはり変速不良からひどくなればチェーンが落ちてしまうことがあるかもしれません


―ディレイラーハンガー曲がり―

持っててよかったディレイラーハンガー、どんどん増えてくディレイラーハンガーです。
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常に予備を1個以上はストックしてあります。

そうです。よくリア変速不良の原因となるあのパーツの歪みです。
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黄色:フレーム
緑:ディレイラーハンガー
赤:リアディレイラー

 
リアディレイラーが露出しているロードバイクで転倒すると下手をするとフレームを壊してしまうので、そうはならないためにフレームよりも弱い強度のパーツがフレームを守るためについています。

こいつが何らかの拍子に曲がってしまったり、するとリアディレイラ―自体が傾いてしまいます。

通常変速不良程度ですがあまりにもひどかったり、角度が悪いと落ちることもあるでしょう。

 

とつらつらと何個か原因を上げていきましたが、もちろんこれだけではないです
そして原因は1つでないこともあります。複合的な要因で起こることも多々あります。 

印象としてやはり多いのはもちろん【ディレイラーの整備不良】【チェーンの不良】この2つです。

ご自分では綺麗にメンテナンスをしているつもりでも、例えば駐輪中にぶつけられてしまった&倒されてしまったということも起こりえないことではないでしょう。
チェーンの不良系はメンテナンスをおさぼり気味の方に多いです。

最初にも書きましたが現行品のディレイラーは本当によく出来ています。
通常メンテナンスがしっかりできていればもちろん全くではありませんが、ほとんどチェーンが落ちることはありません。それでも偶然に落ちることもあります。

メンテナンスをしっかりとすることでリスクを少しでも減らして走ることができる。これに付きます。

セイビハアイジョーーーー!

ということでチェーン落ちの原因のお話でした。


11速でおすすめのチェーンは105グレードです。
DURAグレードもいいのですが、おすすめは安いものをどんどん交換するということです。
DURAグレードだからといって倍の寿命があるということではないものです。

チェーンの伸びはフロントチェーンリングの部分を持ち上げるという方法もありますが、なれないうちは一つの指標になるので一本持っておいてもごみになることはないでしょう。
安いものですので、、、

チェーンの交換には絶対に必要になる工具です。
もっと安いもの、小さいもの、色々ありますが、やはり純正品の安定感はいいです。
結構力がかかる作業なので持ち手のしっかり感と精度は信頼のおける物のほうが速く正確につなぐ事ができます。
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