オフパコについて書きたいと思う。
☆
僕はツイッターでしかやりとりをしたことがない女性を結構本気で好きになってしまった。
今までツイッターでやりとりをした女性アカウントの中でなぜか彼女のことが一番好きだった。
なぜだろう?なぜ彼女は僕の心を捉えたんだろう?僕はなぜあんなに彼女に惹かれたんだろう?
今でも理由はわからない。
彼女のことをいまだに僕は思い出す。
彼女の声。顔。セックス中の悲しげな表情。優しいキス。
雨の中一緒に駅まで帰ったこと。駅で解散したこと。
今となってはすべてが遠い昔のことのように思える。
でもそれはたかだか1か月前の出来事なのだ・・・。
彼女とのオフパコを振り返ってみたい・・・。
長文だがお付き合い頂ければ幸いである・・・。
☆
始まりは一通のDMだった。
「急にDMしてすみません。以前から中村さんのツイッターやブログを拝見しています。
沢山フォロワーがいらっしゃるのでDMもよく届くと思うんですがもし返す気になったら教えてください><
中村さんは以前からインタビューをされていると思うのですがもしも誰かから『インタビューさせてください』と言われたら応じますか?
間柄とかにもよるとは思うのですが・・・いきなりこんな質問すいませんm(__)m
もし気が向いたらお返事もらえると嬉しいです」
文章は一語一句この通りである。
「インタビューされるのはめんどくさいな・・・」
そう思った僕はこう返した。
「DMありがとうございます!インタビューするのは大歓迎なんですがされるのはキツイですね(笑)自分のことを喋るのはなんか怖いので・・・。すいませんm(__)m」
「お返事ありがとうございます!なるほどそうなんですね・・・中村さんの文章、好きでお話ししてみたいと思ったんです。これからもツイッターやブログの更新を楽しみにしています!」
「お会いするのは大歓迎です!ご興味持って頂いてありがたいです!僕は暇人なのでいつでも連絡ください^^」
「嬉しいです☆私ツイッターも最近始めてマナーとかわかっていなくていきなりこんな事言って、
本当にごめんなさいm(__)m 学歴は底辺ですし頭は良くありませんが・・・今は20代前半です。
全然中身のある人生ではありませんがもしも興味を持って頂けたら私もお会いしてみたいです!ただブスなので、中村さんの期待に添えませんが・・・」
「ツイッター拝見させて頂きました!すごくおもしろい方ですね(笑)僕のブログやツイッターが好きだとおっしゃって頂いたんですが、なんかあまり信じられないです(笑)僕はいつでも暇なんでおっしゃって頂ければどこでも行きますよ~」
こうして僕らのやりとりが始まった。
彼女とやりとりするのは本当に楽しかった。こんなに心が綺麗な人が本当にいるんだろうかというくらい彼女の心が輝いて見えた。
そして彼女は自分のことをひたすら「ブス」だと言っていた。でもツイッターに載せている写真(顔の半分以上は隠れている)を見てもどうしてもブスだとは思えなかった。ただあまりにも彼女は度が過ぎるほどに自分のことをブスだと言うので「本当にブスなのかもしれない・・・」と思った。写真が奇跡の自撮りなのかもしれない。
でもブスならブスでそれでいい。ここまで性格が可愛い女の子なら会っても楽しいだろうと思った。
☆
僕らは「とりあえず会ってみる」ことになった。会って話してみて、もし彼女がオフパコが嫌でなければオフパコする・・・そんな感じで僕らは会った。
僕はブスだという覚悟をしていた。たぶん彼女のブス自虐はギャグじゃなくてマジ。たぶん本当にブスなんだろう。
だけど、あそこまで文章がおもしろくて心が優しそうなブスだとむしろ興奮する。
僕は今まで女性に対してどちらかというと受け身であることが多かったけど、この子に対しては少し積極的に主導権を取れるかもしれない。
生涯初めてともいうべき「女性に対して自分が主導権をとったコミュニケーション」を想像して僕は興奮していた・・・。
楽しいトークでその場を盛り上げてホテルに誘って、
恥ずかしがる彼女を優しい愛撫でイカせて、最終的に彼女は僕の虜になる・・・。
そんなことまで妄想していた・・・。
☆
お会いする日になった。
とにかくものすごく緊張する。彼女は普通なんだろうか?ブスなんだろうか?
というか僕は騙されてるんじゃないだろうか?本当は男なんじゃないだろうか?僕が待ち合わせ場所に行った瞬間、写真をとられて、それがツイッターで拡散されるんじゃないだろうか?
そんな恐怖を感じた。
僕はだいぶ前に待ち合わせ場所に到着していたが怖くなって一旦違う場所に行った。
僕は「見つけられる」のがすごく苦手だ。「あ!あのブサイクが中村だ!」って見つけられるのがすごく怖くていつも「自分から相手を見つけたい」と思う。
彼女は道に迷って少し遅刻をするという連絡があった。
とにかく怖い。やはり騙されてるような気しかしない。彼女は男だ。ブスですらない。きっと男なんだ。僕は騙されてる。
彼女からDMが届く。
「着きました!」
怖い怖い。全く落ち着かない。彼女が服装を教えてくれた。
大急ぎで待ち合わせ場所に向かう。怖い怖い。とにかく怖い。怖すぎて仕方ない。
彼女は灰色のコートを着てるらしい。
灰色のコートを探す・・・。
いた・・・。今チラッと見えた気がする・・・。
可愛い・・・。ってか美人・・・。まじか・・・・・・。
すぐ彼女を見失ってしまった。待ち合わせ場所にはたくさんの人がいて、彼女を見失ってしまった。
急いで探す・・・。
いた・・・・・・。
「あの・・・・・Oさん・・・ですか?」(正直なんて声をかけたか覚えていない)
「あ!Oです・・・こんばんは!・・・」
可愛い・・・。っていうか普通に整った顔立ちで美人・・・。
すぐに僕は
「え?なんで嘘ついたんですか???やめてくださいよそういうの・・・」
と言ってしまった。
二人で街を歩く・・・。
僕は自意識過剰が凄いので、喋ってる内容を周りに聞かれてるような錯覚を常に抱いてしまう。
だから周りに人がいない場所が良かった。
「そう考えると・・・カラオケとか意外といいのかなと・・・。周りに声を聞かれないから喋りに集中できますし・・・」
「中村さんがお好きなところでいいですよ^^」
たしかこんな感じのやりとりがあったように思う。
正直カラオケなんて普段全く行かないからよく分からない。
カラオケを探す・・・。あった・・・。
「じゃあ・・・ここでいいですかね・・・」
「はい^^」
店に入る・・・。
いきなり本名を書かされて身分証の提示を求められる・・・。
うわ・・・。まじか・・・。これは見られると非常に気まずい・・・。ちらっと後ろを見ると彼女は別の方向を見ててくれた。
たぶん気を遣ってくれたんだろう。頼むから見ないで・・・そう思いながら急いで申込用紙を記入する。
僕の名前を口に出さないでほしい・・・。店員さんにそう祈った。
祈りは叶えられた。
僕らはエレベーターに乗った。
初めて会った女性と密室のエレベーターに乗る。すごく緊張する。
部屋に入る。
狭っ!!
カラオケってこんなに狭いの?都内のカラオケってこんな感じなの???
まあとにかく部屋に入る。
僕が奥に入って彼女は手前に座った。
微妙な距離がある。
正直何を話したのかあまり覚えていない。
緊張と月日のせいか忘れてしまった。
唯一覚えているのは彼女の職場内での恋愛の話だった。
あっという間に1時間が経つ。
部屋の電話が鳴る。
「もう少しで一時間経ちますがどうされますか?」
「・・・え・・・っと・・・出ます・・・」
「あの・・・・この後どうします・・・?僕は正直ホテルに行きたいんですけど・・・Oさんはどうですか・・・?」
正直この時どんな会話になったのかあまり覚えていない・・・もう興奮しすぎてた・・・
「え・・・本当に行くんですか・・・><・・・恥ずかしいな・・・怖い・・・うん・・・行きましょう・・・^^」
たぶんこんな感じだった気がする・・・。たぶんね・・・。
こんな可愛い女の子を抱けるんだ・・・と僕は不思議な気持ちになった・・・。
☆
僕にとってここで大きな誤算だったのは
・彼女が美人だったこと
・彼女の性格が明るかったこと
この2点だった。
僕は暗くて自虐的なブスを想像していた。そのブスな女の子に対して僕が主導権をとるみたいな流れを妄想していたので、可愛くてしかも主体性があって物事をハキハキ言う女性だったので僕は少しビビってしまった。
カラオケの会計時彼女はちゃんと「ここは私が払いますよ^^」と言ってくれた。ありがとう。
僕は女の子にお金を払わせるのが苦手なので僕が払った。
そしてラブホテルに向かった・・・。
なんで会話を全く覚えていないんだろう・・・。
ラブホテルに入るときは毎回緊張する・・・。
通行人から「うわ・・・この2人入るんだ・・・」みたいな視線で見られてる気がしてすごく照れる。恥ずかしい。
風俗に入る時と同じ緊張感。
☆
部屋は和室だった。畳がある。
部屋に入ると・・・さわやかな畳の香りが・・・・いや・・・・・・臭い・・・・・・・。
畳の部屋を選んだのは失敗だった。畳の臭いが鼻につく。
僕らは部屋に入ると・・・何を話したんだっけ?主にツイッターのことだった気がする。
どんなアカウントが好きか、なんで僕に会いたいと思ってくれたのか・・・彼女の職場の話・・・
会話をほとんど覚えていないというのは単純に日数がかなり経っているからなんだろうか?僕にも分からない。彼女が好きな小説家の話をしてくれたのはすごく覚えている。ある小説家が好きで彼女は彼の代表作はあまり好きではなくて、あまり知られていない作品の魅力を話してくれた。とてもリアルだなと思った。
彼女は今日初めて会った男性といきなりセックスをするということに戸惑っていたんだと思う。
とても恥ずかしがっていた。
とりあえず、僕らはベッドの上に移動した。
いや・・・先に風呂に入ったんだっけ・・・。正直全く覚えていない・・・。
自分の記憶力の無さに辟易する・・・。
とりあえず、自分の記憶任せに書いてみる・・・・。
僕らはベッドの上で服を着たまま抱き合った。
僕は服を着たままの女性を後ろから抱きしめて首の後ろの匂いを嗅ぐのが大好きなんだ・・・
僕は後ろから女の子を抱きしめた。彼女の首の匂いを嗅ぐ。本当に良い匂いがする。服の上から胸をさわる・・・。
「恥ずかしい・・・」と彼女が言う。興奮する。太ももをさわる。
スカートの中に手を入れて内太ももをさわる・・・。彼女の首にキスをしながら左手で胸を触って右手で下半身を触る。濡れている気がした。これが汗なのかおしっこなのか性的興奮からなのかあるいはまた別の理由なのか僕にはわからない。とにかく優しく触り続ける・・・。
彼女にローターを使った。僕は家からローターを持参していたのだ・・・。
彼女はローターを使うのが初めてだという。
彼女の陰部にローターをあててスイッチをいれる。
ぶいいいいいいいい~ん!!!!!!!!!!
(以下、濡れ場につき中略)by編集部
僕らはホテルを出た。
外は雨が降っていた。
駅までは7,8分歩くだろう。
だけどこの雨ではタクシーもひろえない。
この雨は彼女からの僕に対する非難のように思えた。
せめて晴れていたらもう少し何かが変わっていたのかもしれない。
2人で傘を差しながら歩いた。雨はどんどん強くなっていく。
「私・・・可愛い女の子が好きなんです・・・。自分がブスということにコンプレックスがあるから」
「そうなんですね・・・」
僕はなぜ彼女がこんなに可愛いのに自分の容姿にコンプレックスを持つのかが分からなかった。
ただ彼女がこの場の話題をつくるために嘘でコンプレックスをつくりあげているようには見えなかった。
彼女は本心を語っているように思えた。
「私、ブスが嫌いなんです・・・。自分よりブスな女の子が・・・。自分が顔にコンプレックスがあって、努力してそれを克服したから・・・。努力してない人を見るとすごくむかつくんです・・・」
「まあ・・・たしかに・・・でも努力しても綺麗になれない人、ブスを抜け出せない人もいますよね…?」
「いや・・・いないですよ・・・努力してないだけです・・・。やせてファッションや髪型、メイクをちゃんとすれば女の子は絶対にそれなりになります・・・努力してないだけです・・・」
僕は初めて本当の彼女を見た気がした。僕はセックス中、彼女の何を見ていたんだろう。
☆
駅についた。
彼女の路線の改札まで一緒に行った。
「本当にありがとう・・・」
「機会があったらまた会おうね・・・」
僕らはそう言って別れた。
僕は彼女が改札に行くのを見ていた。
しかしチャージが足りなかったのか、入り口を間違えたのか、彼女は改札からこちらに引き返してきた。
僕は彼女と鉢合わせをするのが急に怖くなって、会ってはいけない気がして
自分の路線のほうに急いで歩き始めた。熱心にスマフォを操作するふりをしながら・・・。
さっきまでセックスをして身体を重ねていてなんでも話していた2人が、
10秒後にはもう一度会うことを気まずく思うなんて・・・
人間って一体どれだけ自意識過剰でさびしくて愛おしい生き物なんだろう・・・。
☆
僕はどうやって家に帰ったのか全く覚えていない。
電車なのかタクシーなのか歩きなのか。
僕はどうやって家に帰ったんだろう?
この記事をもっと早く書けばよかったと思う。
かなり時が経過しているためどうしても会話の内容が思い出せない。
そこは非常に残念に思う。
とにかくこれがあの日起こった全てのことだ・・・。
本当にありがとうございました。
☆
後日僕はこんなツイートをした。
「セックスは難しいね。どうしても女の子の『気持ち良い^^』が信じられない。絶対気を遣って意図的に言ってくれてるから申し訳なさや罪悪感にかられて萎えてしまう。『嘘つかないで・・・』って思ってしまう。僕はテクニックも無いしちんちんも小さいから女の子を満足させることが出来ない」
それに対して後日、彼女からこんなDMを頂いた。
「上記の中村さんのツイートのような気持ちは私もいつも感じています。私は自分に自信が無いのと、あとそもそも他人を信用していないので『気持ちいいなんて嘘でしょ』と思って行為が進むにつれて罪悪感にかられてしまいます。そして途中から『早くイってくれたらいいのにな・・・』って思ってしまいます。私は経験が少ないので・・・早い=気持ちよかったという証のように感じてしまいます(頭の中では早い遅いは気持ちよさに比例しないのは理解しています)。
だからセックスしている最中にツイートのように中村さんが考えているのがひしひしと伝わってきて、つらかったです。凄く苦しくて・・・中村さんにどうにか安心してほしかった。「この子は嘘をついていない」って思って欲しくて、出来ることなら「この子として良かった」と感じて欲しかった。
そう思ってもらえることで私自身も安心しようと思っていたのかもしれません・・・。
どうやったら中村さんにとって心地よいと感じて貰えるか、そう考えてスキンシップしてみたり言葉をかけてみたり、動いたりしていました。
でもやっぱり私じゃダメでしたね。本当にごめんなさい」
☆
「中村さんが言うように、私はセックス自体は好きではありません。どうしてもセックスは身体的な満足だけのものとは思えなくて・・・。思いあがってるのか、世間知らずなのか、ただの馬鹿なのか。誰かの心に触れたいし、自分の心に触れてほしいからセックスをするっていうのが常の想いです。
まぁ他人を信じれないし、そもそも他人と過ごして心地よいとあまり思わないのでセックスしたいともそんなに思えなくて、だから恋人というものもなかなか作ろうと思えないのかもしれません^^;
長文ですいません(笑)」
☆
「結果的にセックスしてもすごく寂しかったです。
虚しいし『あ、やっぱり自分って1人なんだ・・・』って思っちゃいました(笑)」
OさんのDMに対し、僕はこう返した
「僕はOさんが自分にすごく自信を持っているからこそ自分の容姿や性格を卑下出来るんだと思いました」
「自分を卑下するのは・・・その方が楽だからです(笑)」
「他人といても本当に心から安らげないんです、、、友達もいるけど別に本当に会いたい友達はいるかと質問されてもわからないし。両親といてもそれは同じです。でも人間だから寂しいとは思うけど誰かに依存するとか気持ち悪いし、誰かに何かを期待しているわけでもないです。なので結果的に1人が楽なんでしょうね^^」
「私は試したかったんです。中村さんが以前「セックスして心の中身を知りたい」的なツイートをしていたので自分も知りたいし知ってほしい、その上で相手の反応を見たかったんです」
「中村さんで試してみて中村さんがどう反応するか見たかったんです。他人を試すようなことしてごめんなさい」
「でも会ってみたら、正直どうでもよくなってしまって(笑)
とりあえず会ってみようということで会ってみたんですが、会ったら私とセックスしたがったから、『あぁ、なんだこんなもんか・・・』ってなってしまって・・・。全然自分を理解してもらうことも相手を理解することもできなかったのでそれがなんか虚しくて(笑)
当たり前だけど、相手が私を知りたいと思ってくれるなんて、絶対に無理な話なんですよね。でも現実世界で自分は誰かに本音を話せるわけでもないし。苦しくて。だからネットっていう方法で他人と会ってみたけど当然分かりあえるはずもなくただ淡々と行為に及んでしまったっていう(笑)」
「中村さんとは事後のメールで色々やり取りをして、少し分かり合えた?気もしました。中村さんが気を遣って相槌を打ってただけってわかっているけど(笑)」
でもツイートを見てる限り適当に可愛い女の子と絡んでセックスしたいっていう光景をありありと見てしまって(笑)あたりまえなんですけど自分だけが真剣で、虚しくなりました(笑)
所詮中村さんも私の現実での人たちとそう変わらないな、と
だから、もうツイッターやめたくなりました^^自分が追い求めていた答えは見つかったので。」
「読んでもらってありがとうございました。人の闇を知るのはとても疲れることですよね(笑)
私もいつも誰かの闇を受け止めるのに必死です。お互いに生きるのを頑張りましょう!さようなら・・・」
僕はそれから「ごめんなさい・・・また会いたいです・・・またセックスしたい」というようなメールを送った。
それに対する彼女の返信が1月1日にあった。
「中村さんに性的対象としか見られないのはちょっと嫌になってしまいました。嫉妬も少しするし・・・
ちょっと嫌どころか、結構嫌かも。」
「私は中村さんのこと好き。異性としてね」
でも付き合うとかは無理って理解している。好きだから、中村さんに性的対象としか見てもらえないのは辛いんだよ。
そもそも名前すら知らないから私はツイッターの中村さんが好きなだけだと思う。
ややこしくてごめんなさい。
これ以上はお互いのためにならないと思います。
陰ながら応援しています」
僕の恋はこうして終わった。
僕は人の気持ちが全く分からない人間のままだった。
☆
最後に・・・。
最後に・・・今僕がOさんに対して思っていることを書きたい。
まずOさんがくれた最後のDM「私は中村さんのこと好き。異性としてね。でも付き合うとかは無理って理解している」この部分はOさんが僕についてくれた優しい嘘だと思う。
たぶんOさんは僕と二度と会いたくなかったんだろうと思う。
だけど「もう会いたくないです」と正直に書くのは僕を傷つけてしまうしOさん自身の罪悪感、気まずさの問題もあったんだろうと思う。
「好きだからこそ距離を置きたい」というのはOさんの優しい嘘で実際は好きでもないし会いたくもないし、ましてやセックスなんてもってのほかだったんだと思う。
だけどそれを正直に伝えるのは気まずかったし罪悪感の問題もあったから彼女は優しい嘘をついてくれたのだ。
もう彼女が僕を誘ってくれることは100%ないだろう。
僕は完全に飽きられた。僕は完全に「二度会う価値がない」と思われたのだ。
「もう一度会いたい」と思わせられなかった僕の能力不足だ
彼女の「私はツイッターの中村さんが好きなだけだと思う」という言葉が全てを物語っている。
でも二人の思いが消えようともあの日あの街で僕らは出会ってセックスをしたんだ。
あの日あの街には確かに僕らがいたんだ。僕らがいたんだよ・・・。
僕とOさんがそれぞれの道で幸せになれることを祈っている・・・。
Oさん本当にありがとうございました・・・。
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