学校保健委員会で4・5年生が、「NPO法人里豊夢(りほうむ)わかさ」の前田 勉先生のお話を聞きました。この講演に備え、子どもたちは、2週間、自分の起床時刻と寝る時刻、睡眠中の覚醒などをグラフに記録してきました。

 だいたいの起床時刻と、そこから15時間後に赤線を入れて、自分の睡眠状態は良いか確かめました。

 科学的な裏づけの話も聞き、「9時半までには寝る」規則正しい生活の大切さを 子どもたちは納得したようです。

 お家の方と協力しながら、スマイリーカードなども活用し、子どもたちの健やかな成長を助けたいと思います。

子どもの感想より

・わたしは、朝、すっきり起きると「ごはんがおいしく感じる」「元気に『はい。』と言える。」などのいいことがあることにおどろきました。すっきり起きれるだけで、たくさんいいことがあることが分かりました。

・ぼくは、のうの中にのうがある事を初めて知りました。中ののうが発達すると、「がまんできる」「なかよく友達と遊べる」「集中力がよくなる」「人の気持ちが分かる」などいいことがあります。そののうは、ねている時によくなるそうです。ぼくは、たまにおそくねる時があったから、それをなくして、ぐっすりねて、のうをりっぱにしたいです。スポーツ選手は、9時にねると決めたら、ぜったい守るからすごいと思いました。ぼくは、これから、学校やスポーツにそなえてしっかりねて、テストや野球のし合いの時は、それい上に、しっかりねて、次の日にそなえたいです。

お家の方の感想より

・4、5年生と2時間拝聴させて頂きました。9時に寝かせる事が大人の脳になる為の基本。10才半ころまでに大人の脳になるが、睡眠の不健康で脳が十分に成長せずに、大人になってしまうとは思いませんでした。本日伺って良かったです。

・睡眠時間が短かったり、充分な眠りができていないと、生活面で支障が出る(集中力が欠ける、元気が出ないなど)ことは、何となく知っていたことですが、脳の発達にまで影響が出るほどとは思ってもいませんでした。それも、脳の発達が10才前後がピークだということも。睡眠も大事と考え、環境づくりに努めたいですね。

・寝ている間に作られる「メラトニン」が体と脳の成長関わっていると知りました。また、今一番、脳が育つ大切な時期であることを知り、ゲームを取り上げてでも早く寝かすようにしようと思いました。また、ゲームの光、スマホの光が日中の明るさと同じだという事も知り、寝る前にすることにより、目が覚めてしまい質の良い睡眠の妨げになっていることも納得させられました。今日から生活習慣を変えていこうと強く思いました。