シリア情勢につき、アラビア語メディアより取りまとめたところ次の通りです。
アスタナ会議は本日から始まりますが、それと並行して、デリゾルとal bab をめぐる駆け引き（戦闘）が激しくなり、al bab に関しては、トルコとクルドのどちらが、ここを制圧するかの戦いに、政府軍も加わってきたようで、シリア情勢はますます複雑になりつつある模様です。
・アスタナ会議は、カザフスタン外務省によれば、23日1300から24日1300まで、rikusuk（アラビア文字からの訳）ホテルで、2日間の予定で開催される予定の由。
また、ロシア、トルコ、反政府派、国連等の代表はすでに到着したよし。
政府代表も機中にあった由なので、もう到着していると思われる。
・ロシア、トルコ、イラン代表団は、22日2国間会談に次いで、3国協議を行い、会議の準備を行い、会議に提出される文書を作成した。
・外交筋によると、ロシアは政府側と反政府側が一堂に会しての直接交渉を希望しているが、反政府派は消極的で、22日トルコ代表団と、また反政府同士の間で、協議した由。
また、イランと政府代表は、ロシアが紛争の一方の当事者である立場から、中立的な仲介者の立場に立とうとしていることに反対している由。
・また反対派の多くが、会議では停戦の確認を主として、その監視に当たる国際的監視員の問題と、違反者に対する制裁問題を議論することに固執している由。
・会議は非公開で行われるよし
（会議もまだ開かれていない段階で、各国や各派の見解というのは、ロシア通信やアラビア語メディアの報じるところで、どこまで正確かは不明だが、報道のまま）
http://www.alquds.co.uk/?p=663493
他方、現地戦闘ではデリゾルとal bab をめぐり、大きな動きがみられる模様。
・政府軍は22日、政府軍およびヒズボッラー等が、al bab から16�卉賄世砲△襦�suran の街を占拠したと発表した。
このal bab に関しては、トルコ軍と自由シリア軍が、クルド勢力中心のシリア民主軍と、ＩＳからの奪還について競争していたところ、これでal bab の奪還競争には政府軍も加わり、状況はますます複雑になってきた。
政府軍機は、10日ほど前からal bab と周辺のＩＳ拠点に対する空爆を強化してきた。
トルコ軍も空爆および重砲による攻撃をを強化していて、その成果を誇示している。
・トルコは従来アサドに反対することがシリア政策の中心であったが、昨年から、その作戦はＩＳ勢力の国境からの追放、クルド勢力の国境沿いの2つの地域が連続して、トルコ国境をすべて抑えることの阻止に置かれてきている。
・他方、デリゾルでは、ＩＳが一部戦力をal bab 方面から転用したこと、21日天候が悪く、航空活動が低下していたことが改善？したこともあり、22日には再び激しい戦闘が行われている。
現地活動家によれば、ＩＳは包囲されている空港に対する攻撃を再開した。
またデリゾル市に対しても、要塞化されたパノラマ地区に対す攻撃を強め、政府軍は後退したよし。
墓地でも散発的な戦闘が続いている。
・多方ラッカの西では、シリア民主軍（クルド中心）が、戦略的に需要なユーフラティス・ダムに近づこうとしていて、米軍等の有志連合は、これを支援してal tabaqaの街を集中的に空爆した。
しかし、ＩＳのアアマク通信は、クルド勢力に多大の死傷者の損失を与えたと主張している。
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2017/1/22/تنظيم-الدولة-يتراجع-قرب-الباب-ويعاود-الهجوم-بدير-الزور
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2017/01/22/النظام-السوري-ينتزع-قرية-من-داعش-في-شرق-حلب.html
アスタナ会議は本日から始まりますが、それと並行して、デリゾルとal bab をめぐる駆け引き（戦闘）が激しくなり、al bab に関しては、トルコとクルドのどちらが、ここを制圧するかの戦いに、政府軍も加わってきたようで、シリア情勢はますます複雑になりつつある模様です。
・アスタナ会議は、カザフスタン外務省によれば、23日1300から24日1300まで、rikusuk（アラビア文字からの訳）ホテルで、2日間の予定で開催される予定の由。
また、ロシア、トルコ、反政府派、国連等の代表はすでに到着したよし。
政府代表も機中にあった由なので、もう到着していると思われる。
・ロシア、トルコ、イラン代表団は、22日2国間会談に次いで、3国協議を行い、会議の準備を行い、会議に提出される文書を作成した。
・外交筋によると、ロシアは政府側と反政府側が一堂に会しての直接交渉を希望しているが、反政府派は消極的で、22日トルコ代表団と、また反政府同士の間で、協議した由。
また、イランと政府代表は、ロシアが紛争の一方の当事者である立場から、中立的な仲介者の立場に立とうとしていることに反対している由。
・また反対派の多くが、会議では停戦の確認を主として、その監視に当たる国際的監視員の問題と、違反者に対する制裁問題を議論することに固執している由。
・会議は非公開で行われるよし
（会議もまだ開かれていない段階で、各国や各派の見解というのは、ロシア通信やアラビア語メディアの報じるところで、どこまで正確かは不明だが、報道のまま）
http://www.alquds.co.uk/?p=663493
他方、現地戦闘ではデリゾルとal bab をめぐり、大きな動きがみられる模様。
・政府軍は22日、政府軍およびヒズボッラー等が、al bab から16�卉賄世砲△襦�suran の街を占拠したと発表した。
このal bab に関しては、トルコ軍と自由シリア軍が、クルド勢力中心のシリア民主軍と、ＩＳからの奪還について競争していたところ、これでal bab の奪還競争には政府軍も加わり、状況はますます複雑になってきた。
政府軍機は、10日ほど前からal bab と周辺のＩＳ拠点に対する空爆を強化してきた。
トルコ軍も空爆および重砲による攻撃をを強化していて、その成果を誇示している。
・トルコは従来アサドに反対することがシリア政策の中心であったが、昨年から、その作戦はＩＳ勢力の国境からの追放、クルド勢力の国境沿いの2つの地域が連続して、トルコ国境をすべて抑えることの阻止に置かれてきている。
・他方、デリゾルでは、ＩＳが一部戦力をal bab 方面から転用したこと、21日天候が悪く、航空活動が低下していたことが改善？したこともあり、22日には再び激しい戦闘が行われている。
現地活動家によれば、ＩＳは包囲されている空港に対する攻撃を再開した。
またデリゾル市に対しても、要塞化されたパノラマ地区に対す攻撃を強め、政府軍は後退したよし。
墓地でも散発的な戦闘が続いている。
・多方ラッカの西では、シリア民主軍（クルド中心）が、戦略的に需要なユーフラティス・ダムに近づこうとしていて、米軍等の有志連合は、これを支援してal tabaqaの街を集中的に空爆した。
しかし、ＩＳのアアマク通信は、クルド勢力に多大の死傷者の損失を与えたと主張している。
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2017/1/22/تنظيم-الدولة-يتراجع-قرب-الباب-ويعاود-الهجوم-بدير-الزور
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2017/01/22/النظام-السوري-ينتزع-قرية-من-داعش-في-شرق-حلب.html