Hi, 英国建築切り絵の弥生です。
展示会をする際には、こちらの記事でご紹介したような「ダイレクトメール (以下、DM)」を配布することになると思います。
DMとは、個々人あるいは法人宛に商品案内やカタログを送付する方法による宣伝 (販促) 手段、あるいは営業支援の仕組みである。(Wikipedia)
要するに、告知用ハガキです。展示会場によっては、地図の素材を用意して下さるところもありますが、僕が初めて個展をやったときは、地図を自作しなければなりませんでした。しかし、地図制作ソフトも描画ツールも持っていなかった僕は、学生や社会人がお世話になっている「Power Point」にある作図ツール使って地図を作りました。
今回は、その方法をご紹介します! (画像はMac用Power Point 2010のものです)
最寄駅から、目的地までの地図を作ってみよう
Google マップで必要な箇所をスクリーンショット
スクリーンショットとは、パソコンに出ている画面を画像として保存することです。
Windowsではキーボードの「Print screen」、Macでは「Command⌘+Shift+4 (十字矢印で範囲選択)」→ 画面のコピー完了 → Power Pointで右クリックし貼り付け
今回は最寄駅から目的地 (赤いピン) までの地図を作っていきます。
線ツールを使って、道を描く
「挿入」→「線」から直線を選び、地図上の道路を描いていきます。さらに「右クリック」→「図形の書式設定」から線の太さ、色を選びましょう。
今回僕は、大きな道は「36 pt」、小さな道は「14 pt」、色は「背景1、黒+基本色35% (灰色)」を選びました。影は「つけない」にしています。
こんな感じになりました。
「Shift」を押しながらバラバラの図形を複数選択し、「右クリック」→「グループ化」で一つの図として扱えるようになります。小まめにグループ化していくと作業が楽です。
目的地と目印の建物を入れていく
次は、「挿入」→「四角形」→「正方形/長方形」で建物を入れます。
こちらは「図形選択」→「右クリック」→「図形の書式設定」から、塗りつぶし「なし」、線「黒、太さ4 pt」、影「なし」で作りました。
図形はコピーして量産し、サイズと角度だけ調整していくと早いです。
地図らしくなってきました。建物は、目印になるものだけで十分だと思います。
- スーパー、コンビニ
- 居酒屋、ファーストフード
- 銀行、郵便局
- 駐車場
などがわかりやすいと思います。
最寄駅、目的地を目立たせ、建物の名前を入れる
今回は最寄駅を「塗りつぶし、テキスト1、白+基本色50% (濃い灰色)」、目的地を「塗りつぶし、テキスト2、白+基本色40% (青)」で塗りました。
建物の名前は「挿入」→「テキストボックス」から入れることができます。
今回は「MS P ゴシック, サイズ12 pt」で文字を入れています。
さらに、「挿入」→「図形」→「吹き出し」で、最寄駅と目的地を目立たせてあげましょう。
最後に裏に貼りつけたGoogle マップの図を消して...
簡単な地図の完成です!
あとは余力のある人は、同じように「図形」の「線」や「四角形」を使って線路を書き込んだり、川などを書き込むことで、さらに地図っぽくなります。
保存方法
そのまま保存してしまうと、「Power Point」のファイル形式 (.pptx) になってしまうので「図」形式 (.jpeg, .png) で保存しましょう。
これで地図を図として使えるようになりました。
Power Pointは作図の強い味方
Power Pointはただのプレゼン用ソフトではなく、描画ツールとしても非常に優秀です。これを駆使すれば、地図、DM、ポスター、なんでも作ることができます。
ぜひ皆さんも活用してみてください。
では、そんな感じで!