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[台北 22日 ロイター] - 台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業(2317.TW)の郭台銘董事長は22日、米国での液晶パネル工場建設を検討していると明らかにした。投資額は70億ドルを超える規模になるという。
郭氏は、買収したシャープ(6753.T)と共に工場建設を行う予定だとし、投資状況などさまざまな要因によって計画が決まると語った。
郭氏によると、米工場建設は長年検討してきたという。ただ、同社の提携先であるソフトバンクグループの孫正義氏が昨年12月、米大統領選に勝利したトランプ氏と会談し、米国への500億ドル規模の投資を行うと表明。この際、ホンハイによる70億ドルの投資に関する情報を明らかにしてしまったという。
この会談前に孫氏と協議した郭氏は、これについて「プライベートな話だと思っていたが、翌朝には公表されていた。工場計画はあるが、約束ではない。希望だ」と述べた。
ホンハイはペンシルバニア州に既に現地法人を置いている。郭氏は米国では土地、電力、インフラなどの投資条件を重視していると述べた。
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