大雪の米子道で約60台が12時間以上動けず 復旧めどたたず

大雪の米子道で約60台が12時間以上動けず 復旧めどたたず
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大雪の影響で鳥取県と岡山県を結ぶ米子自動車道の県境付近では、車およそ60台が23日午後から12時間以上動けなくなっています。西日本高速道路は車をレッカー移動するなど復旧作業を続けているということですが雪の影響などで作業は難航し、復旧のめどは立っていないということです。
西日本高速道路中国支社によりますと鳥取県と岡山県を結ぶ米子自動車道は大雪の影響で鳥取県の江府インターチェンジと岡山県の蒜山インターチェンジの間の上り線で、23日午後2時前から複数の車が動けなくなっていて、西日本高速道路によりますとおよそ60台が12時間以上たった現在も立往生しているということです。

西日本高速道路はこの前後の区間を通行止めにして、所有者の許可がなくても車を移動させることができる「災害対策基本法」を適用して車のレッカー移動を行っているほか、自力で走行できる車は反対車線から高速道路の外に出てもらっているということです。

ただ、近くの米子市ではきょう午前1時現在の積雪が40センチを超えるなど現場付近は大雪になっていて、作業が難航し、復旧のめどは立っていないということです。

西日本高速道路によりますと、長時間、車内に残されている人たちの中に今のところ体調不良などは訴えている人はいませんが、おにぎりや水などを配る対応を取っているということです。

鳥取 国道でも立往生

鳥取県内の国道でも雪の影響で多くの車が立往生しているという情報が入っています。

鳥取河川国道事務所によりますと鳥取県智頭町の国道53号線では岡山県との県境にある黒尾峠の手前で大型のトラックが動けなくなり最大で15台程度の車が立往生していて、現在、車両をレッカー移動させているということです。

また鳥取県智頭町によりますと、大雪のため鳥取県から岡山県に向かう国道373号線で、多くの車が立往生していて、バスの乗客など90人が近くの公民館や町の施設に避難しているということです。町が食事や飲み物などを提供していて、体調の不良を訴える人は出ていないということです。