東芝 春闘統一交渉から離脱へ 経営立て直し優先で労使が一致
アメリカの原子力事業で巨額の損失が明らかになった東芝は、ことしの春闘で電機メーカーの労働組合でつくる電機連合の統一交渉から離脱する方針を固めました。賃上げよりも経営の立て直しを優先させることで労使双方が一致したためで、異例の2年連続の離脱となります。
ことしの春闘は経団連が企業に4年連続の賃上げを呼びかけ、電機メーカー各社の労組でつくる電機連合もベースアップに相当する賃上げを求めて統一交渉を行う方針です。
一方、東芝は、アメリカの原子力事業で巨額の損失が明らかになったことから電機連合の要求水準で交渉を行うことは難しいとして、経営側が組合側に対して統一交渉から離脱することを打診していました。
その結果、関係者によりますと、組合側はこれを受け入れる方針を固め、近く正式に決定するということです。
東芝は、不正会計問題を受けて去年の春闘でも統一交渉から離脱し、ベースアップを見送ったほか、組合員のボーナスを一部カットすることで妥結しました。
今回、原子力事業による巨額損失が明らかになり、経営の立て直しを優先させることで労使双方が一致したもので、2年連続の離脱は異例となります。
ことしの春闘では、企業の間で4年連続の賃上げや働き方改革が実現するかどうかに注目が集まっていますが、従業員に理解を求める形となった東芝の統一交渉の離脱は、経営側の責任も問われることになりそうです。
一方、東芝は、アメリカの原子力事業で巨額の損失が明らかになったことから電機連合の要求水準で交渉を行うことは難しいとして、経営側が組合側に対して統一交渉から離脱することを打診していました。
その結果、関係者によりますと、組合側はこれを受け入れる方針を固め、近く正式に決定するということです。
東芝は、不正会計問題を受けて去年の春闘でも統一交渉から離脱し、ベースアップを見送ったほか、組合員のボーナスを一部カットすることで妥結しました。
今回、原子力事業による巨額損失が明らかになり、経営の立て直しを優先させることで労使双方が一致したもので、2年連続の離脱は異例となります。
ことしの春闘では、企業の間で4年連続の賃上げや働き方改革が実現するかどうかに注目が集まっていますが、従業員に理解を求める形となった東芝の統一交渉の離脱は、経営側の責任も問われることになりそうです。