霊長類の6割、絶滅の危機 生息地減少など予想以上に深刻

2017.01.23 Mon posted at 17:51 JST

[PR]

(CNN) 世界に生息する霊長類の60%が差し迫った絶滅の危機に瀕しているという調査結果が、このほど科学誌に発表された。

研究チームが世界各地に生息するヒト以外の霊長類504種の保護状況を調べた結果、約4分の3で個体数の減少が深刻な状況にあることが分かったという。

霊長類には人に最も近い類人猿や、サル、キツネザル、ロリス、メガネザルが含まれる。

米イリノイ大学のポール・ガーバー教授は「私たちのほとんどが思っていたよりも悪い状況だった」と述べ、「世界の霊長類は集団絶滅の危機に瀕している」と指摘する。

メキシコ大学のアレハンドロ・エストラーダ氏も「減少率がこれほど高いと知って驚いた」「極めて憂慮される事態だ。我々が転換点に達しつつある、あるいは既に達していることを、この数字は示している」と語った。


CNN.co.jpの最新情報をメールでチェック

CNN.co.jpの最新情報をメールでチェック

世界の今を知る。CNN.co.jpメルマガを無料購読

[PR]

CNN からのご案内


  • 携帯端末サービス

  • CNN.co.jp App for iPhone/iPad

  • CNNテレビ視聴

  • アメリカ国内版CNN/USテレビをそのまま日本で

  • ちょっと手ごわい、でも効果絶大!