2017年1月23日20時00分
放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は、覚醒剤を使ったとして歌手のASKAさんが逮捕(後に不起訴処分)されたことを巡り、逮捕直前に乗ったタクシー車内の映像を複数の民放が報じたことなどについて審議対象にしないと決め、各局に注意喚起するためとして23日、ホームページ上で討議の概要を公開した。
この問題では視聴者から「プライバシーの侵害では」などと意見が寄せられ、同委が各局に経緯の報告を求めていた。
概要によると、車内の映像を番組で使用したのは日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビ。各局とも「相当程度公的な存在といえるASKA氏の逮捕直前の様子や言動を伝えることは重要で、公益性・公共性が高いと判断した」などと放送理由を説明したという。同委は「問題点はあるものの、各局の報道内容について公益性も否定できない以上、一概に放送倫理違反を問うことは難しい」とする一方、「公益性・公共性といわれても、実際の番組を見てみると、面白いものが手に入ったから放送している印象が拭えなかった」などと指摘する委員の意見も紹介した。
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