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悪の秘密結社のアフター5

悪の組織でリーマンしながら悪の秘密結社パーフェクションで幹部として活動もするおっさんのブログです。

悪の組織の退職者の思い出

転職活動スタート!

なかなか忙しくて皆さんのブログを見て回れず申し訳ありません。

 

転職活動とともに大慌てで依頼されているPerfectionの青色申告も処理せねば…。

 

先日の記事、ついたブクマを見て思い出したのですが、ここ2年で10人以上が組織から去っていました。

 

先回の記事通り、何人かには職務経歴書に書ける功績を称えた証書を渡しています。

さすがに翌日、退職は無理ですけど…。

 

ここで今一度、退職した人を振り返ってみたいと思います。

1人1人の内容とキャラクターが濃すぎて数回に分けてご紹介します。

 

前任の課長

プロブロガーを自称、ライティングの勉強を納め、独立するために辞めた男。

私との引継ぎは1ヶ月。

私へのアドバイスはキーボードをできるだけ音を立てて仕事してるアピールをすること。

 

仕事内容引継ぎ中に集計方法の誤りと関数による時間短縮を果たしてしまい、非常に気まずくなった。

販促ジャンルでの企画立案力は優れていたが効果測定方法に誤りがあるため評価されなかった。

また、その段階の組織では管理集計等システムこそ有効施策であった為に本来の持ち味を活かせなかったことも惜しい。

 

最後の言葉が

「ここでも結果を出せば年収は上がるよ。俺、給料、途中で上がって○円になったから。がんばれよ。」

 

…。

その額面で雇われ、1年後に○円、2年後○円になった為、彼には非常に複雑な思いを抱いている。

安く使われ過ぎだろ!

 

なんとなく古巣が気になるのかたまに連絡が来る。

古巣にキャリア助成金を受けるための研修を持ちかけ、講師として登場する。

 

 

何度も言うがライティング技術は私より上だ。

それは十分理解したから会う度にその話をするのはやめてください。

そこは私より上ですからもっと自信を持ってください。

十分わかったから!!

 

赤ら顔の怪人 どぶろく

私が入って2人目の退職者。

まさに挙動不審。

口調も怪しく、ろれつが回ってない。

しかし、飲酒検問には引っかからない謎の男。

ただ赤ら顔の可能性もある。

資材が無くなると何故か1番最初に疑われていた。

 

私が入った時にはボスとの関係は既に険悪。

 同時に3カ所の現場に出現という無茶なボスの命令へ反抗後、記録上、同時に最大5つの現場とパチンコ店に出現。

 

データは嘘つかない。真実はいつも1つ!

 

名探偵ズブロッカにより、露見した同時出現問題と資材盗難の疑いにより処刑を言い渡される。

 

同時出現問題により、正しく現場をこなすことと1人いなくなる点から大幅な縮小を余儀なくされる。

 

縮小を認めたくないボスが、同時出現しちゃおうよと現場に申し入れるが、どぶろくだけでなく、見て見ぬふり、気がつかなかったヤツも同罪だ!と、処刑時にまくし立てた為に現場は猛反発。

 

真面目な奴ほど辞めそうな空気だった為、現場振り分けの権限を私が貰う。

 

エリア担当制を設け、移動距離を少なくし、受付時の条件確認精度を向上させてムダな移動、道具、投入人員を削減。

3ヶ月間、前年比より減収増益の奇跡を起こす。

 

当時、序列3位のアサヒスーパードライ大佐に

「俺も前からそうしろって言ってたのにこの組織はなかなか変わらなかった。お前が来たことで俺の考えた通りに進んでよかった。やっと分かるヤツが入ってきた。ありがとうな。」

 

とゆー複雑な気持ちになるお褒めと感謝の言葉を貰う。

ちなみに減収増益に気をよくしたボスが拡大路線を取り、人員投入と販促費をかけた為、年度末には減収減益で落ち着いた。

 

 

 

どぶろくさん処刑後も資材紛失が続いた為、監視カメラ設置。

設置2日でボスの息子の犯行が判明。

その話題にボスが触れなくなる。

 

私も周囲も触れにくくなる。

 

…。

 

 

 

…。

 

 

 

…。

 

 

しかし、数ヵ月後、倉庫で作業中、資材盗難中のどぶろくさんとまさかのご対面。

 

リアルに怪人どぶろくと戦闘になりかける。

 

・・・

 

ど、どぶろくさん。

な、何されてるんですか?

恐々と声をかける私…。

 

「いや、あ、俺、頼まれて、ちょっと、え?何?どうしたの?」

動揺してるのか、いつも挙動不審だったので判断がつきません。

 

 

私はビビりながらも毅然と問いかけます。

 

そそそ、それ、ももも持ってこうとしてるの?

だだだ誰に頼まれて…?

 

「あ、うん。ちょっと必要になってさ…。」

出入口をチラチラッと確認しつつ答えるどぶろくさん。

赤ら顔でヘラヘラ笑ってこちらを伺っています。

 

こ、怖い…。

 

ここで私は恐怖のあまり、一瞬、日和ってしまいます…。

 

ボスに………頼まれて?

 

ボスと私が口に出した瞬間、ヘラヘラの赤ら顔が仁王のような形相に変わったのを見たのです。

 

完全にブルッた私は頼まれたのかと、わざと相手に逃げ道を作ったのです。

 

「そうそう。これを持ってきてと頼まれたんだよ。○○まで持ってきてほしいって。辞めたのにね?人手足りてないんだ?大変だね?課長なのに倉庫作業してるんだね?」

 

赤ら顔は、私が我が身可愛さに差し出した逃げ道に縋るように饒舌に語ります。

 

そ、そうなんですか。

ボスも言ってくれればいいのに…。はは…。

辞めたのにお疲れさまです…。

 

「いいよ!いいよ!たまたま手が空いてたし!倉庫作業も手伝おうか?」

 

いや、だ大丈夫です…。

 

なんと表現したらよいのでしょうか…。

このまま、2人は違和感なくさよならする空気が生まれました。

穏和な空気、一緒に働いてた頃の同僚の気さくなオッサンに接する空気…。

お疲れさまーとお互い踵を返す。

それを当たり前とする空気…。

 

ここから何故か俺のターン!

悪い癖が発動!

これはもはや呪いである!

 

A・K・B!(あえて・空気・ぶっ壊す!)

 

A!K!B!(あえて!空気!ぶっ壊す!)

 

 

好奇心?恐怖で頭がおかしくなった?

自分でもわかりませんが何故か無性に踏み込みたくなったのです。

 

理由は本当にわかりません。

この空気に耐えられなくなりました。

 

 

 

どぶろくさん!

それは置いていってください!

私は完全に腰を落とし、何故かやる気満々でした。

何故だ…。思い返しても不思議だ…。

怖い気持ちでいっぱいだったのに…。

 

どぶろくさんは、慌てていました。

正直、テンパった私はどぶろくさんの様子をあまり覚えてませんが…。

 

「え?何コイツ?え?さっきまで俺たちうまくやってきたじゃん!」

 

そんな表情だったと思います。

 

「…。」

 

沈黙したまま、動かないどぶろくさん。

 

私はどぶろくさんに勇気を出して告げます。

ヤケになられるのが怖くて言えなかった言葉。

 

 

ここ、監視カメラつきました。

 

 

「そう。ごめんね。」

 

 

どぶろくさんはそう言ってそのまま、何も盗らずに倉庫から去っていきました。

 

 

その日の残りの仕事はさすがに精細を欠きました。

しょうもないミスを連発したのを覚えてます。

組織には報告してません。

報告もないので資材盗難はなくなったのでしょう。

 

ちなみに監視カメラはついてますが録画を取り出して視る技術を持ったのは組織で私だけです。

もう2年近く前なので残ってないでしょう。

 

なんで通報も報告もしなかったのかは自分でもわかりません。

 

私は正直、何かモノを盗るところまで追いつめられた経験がないので、人格や特性ではなく、環境が要因と考えがちです。

人をそうしてしまう環境があってそうなると考えてしまいます。

ですので、明日は我が身の強迫観念があります。

追いつめられた人は何をしてもおかしくないし、自分がそうなる可能性もあるのかもしれません。

衣食足りて礼節を知る。

環境が良ければきっとみんな優しくなれるのではないでしょうか?

とはいえ、人の欲は深いもの。

我が組織のボスを見てるとそう思います。

できる限りパイを独り占めしたい。

そのために、使えないヤツや気に入らないヤツには容赦しない。

 

…私も立場や環境が変わればどちらにも転ぶ可能性があるんですよね。

 

あ、しばらく帰り道が怖くて警戒してました。

夜道に震えるオッサンって…。

恐怖の相手もオッサンだし…。

 

 

 ・・・

 

濃すぎる。

濃すぎるぞ、この組織…。

 

 

2人目からゴツいエピソードがありすぎる…。

1人目いらんかったかなぁ。

 

どぶろくさんの話は外でしたことなかったなぁ…。

 

 

 ウチは暴力系の悪の組織ではないのですが入って来る人はちょっと変わった方が多いんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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