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【プロ野球】

巨人・菅野、チェンジアップ試投 侍先発陣の柱が早くも仕上げ段階

2017年1月23日 紙面から

小林(右)とランニングする菅野=ジャイアンツ球場で(田中哲撮影)

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 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で先発の軸として期待される巨人・菅野智之投手(27)が22日、ジャイアンツ球場で今年初のトレーニング。ハワイ自主トレで磨いた新球チェンジアップを日本代表選出が有力視される小林に試投した。23日にもブルペン投球する予定で、仕上げ段階に入っていく。

 まだ平地。打者にも投げていない。それでも、投げた菅野も受けた小林も納得の表情を浮かべた。滑りやすいWBC球対策の意味も込めて、取り組んでいるチェンジアップの習得状況は順調そのもの。まずは、投げた右腕が語る。

 「良い状態です。チェンジアップに関しても。『面白いね』と言ってくれました。また明日(23日)、ブルペンに入れれば入ってみたいです」

 まだキャッチボールの延長線ではあるが、速球に交えて「チェンジアップ」や「カット」などと宣言。出来についても「キャッチボールでは10割」と話した。

 受けた小林もうなずく。「すごく良い感じで、回転もよかった。真っすぐのフォームと一緒だし、引き出しとしてはいい」と感嘆の声をもらした。

 今後は捕手を座らせ、打者に投げて新球を完成させる。ダルビッシュ、田中、前田らメジャー組が出場を回避する中、菅野は侍ジャパンの先発陣を大谷とともに支える。そのときには全てを知り尽くした小林とのバッテリーとなる可能性もある。世界一のために開発に着手した新球チェンジアップ。完成への道のりは小林とともに歩む。 (川本光憲)

 

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