ある武道家の過去

最近、たまたまあるブログのリンク元から流しでネット・チェックをしていたら面白い記述をしているブログが見つかりました。


そのブログの記事によるとあの 20 世紀を代表するオカルト・ヒーローともいえる高藤仙人に関して、

その正体を武術家の日野晃氏に求めたもので、高藤聡一郎は世を忍ぶ仮の姿だというものだ(そういえば似てる気もするなぁ~~??)。

などという記述がされておりました。


高藤聡一郎 = 日野晃というのは、私は初めて耳にしたように思います ( もっとも私は頭が悪いので、一度聞いた事もすっかり忘れている場合がないとは言えませんが ) 。


そのブログ主はビデオに登場した変装した姿の高藤さんしか見たことがないようですし、そのブログ主も本気で < 高藤聡一郎 = 日野晃 > 説を主張していたわけでもなく半分はネタでそのような説を紹介していたのですが、高藤さんと日野さんとが似ても似つかないことは自明というべきでしょう。


いずれにしても、高藤聡一郎という名前と結びつけて日野晃さんの名前が出てきたので、その後に押入れの奥をたな卸しして面白い資料を発掘してみました。


日野晃さんというのは月刊 『 秘伝 』 誌上などにおいては < 武道家 > として知られているのではないかと思うのですが、月刊 『 秘伝 』 の読者で彼の過去の姿を知る人はほとんどいないのではないかと思います 目


下の写真は < 紀伊 五天一門流 > を名乗っていた 37 才の頃の日野晃さんのお姿です。


ドワンのブログ@アメーバ-日野晃-4

今はもう手に取ることもほとんど無いのですが、まだ 『 秘伝 』 だのなんだのというその周辺の雑誌類を読んでいた頃に、ある頃からこの < 日野晃 > というある意味で懐かしい名前を目にするようになったものの、武道関係の雑誌の記事を目にする以前に上の写真のような資料が存在することを知っていたので、私はその名前の出てくる記事をほとんどその名前だけでスルーしてしまいました。


上の写真のポーズは < 五天一門流秘伝 打座瞑想法 > と言うらしく、 「 あらゆる女性病 ケガに驚異的効果 」 があるとの事で、 「 壁に張り座して見つめればあなたにも神秘の力が! 」 との事なのですが、私はこれを壁に張ったこともなく、じっくりと見つめたこともありませんので、その効果のほどは分かりかねます。


ちなみに、< 紀伊 五天一門流 > というのは、 「 伝承者の途絶えた日本の古式拳法の一種 」 で、 「 少林寺拳法を修行してい た日野さんが書物からこの拳法を独自に復興させた。 」 ものだという事です。


まぁ、 “ 一子相伝で真伝を継承した! ” などと大ボラを吹かずに、正直に 「 書物からこの拳法を独自に復興させた 」 と言って いるあたりは、日野さんという方の人間性の現われ、と好意的に解釈する事もできるとは思いますが、・・・、どうなのでしょうか。


当時の日野さんは 「 演劇家でありミュージシャンでもあ 」 って、「 全国各地を公演している 」 一方で 「 地元に帰れば、お弟子さん 3 人との共同生活をするかたわら、地元の人たちの治療にもあたってい 」 たとのことで、下の画像の向かって右側の写真はその共同生活をしていた 3 人のお弟子さんたち ( 男 1 人に女 2 人 ) と日野さんを撮影したもののようです ( ご本人とお弟子さんたち以外に写り込んでいるお二人は一応マスキングしておきました ) 。

ドワンのブログ@アメーバ-日野晃-5

上の画像の向かって左側の写真にワン・ショットで写っているご本人のお顔を拝見すると、やはりそんなに悪い人っぽくは見えないのですが、それでも紀伊の山中に男女四人 ( 男 2 人に女 2 人 ) で共同生活・・・、ってなんか怪しげですよね はてなマーク


いえ、別に山中での共同生活が云々という事ではなくて、半裸で手首に数珠をかけた写真で、< 霊能病 ( やまい ) 断ち 『 ハンドパワー 』 体得図解 > だとか < 痩せる!治る!蘇る!奇跡の曼陀羅カード > なんて言ってるあたりが・・・、ということですけど。


ただ、いずれにしても、この頃のこんな活動についての今の日野さんご自身の見解を一度聞いてみたい気はします。


若気のいたりというのか、それとも今もバリバリにこの頃のままなのか?

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