産経ニュース

豊岡・コウノトリの郷公園、鳥インフル感染防止でレプリカ展示

地方 地方

記事詳細

更新


豊岡・コウノトリの郷公園、鳥インフル感染防止でレプリカ展示

 豊岡市祥雲寺の市立コウノトリ文化館内に、コウノトリのレプリカ(模型)がお目見えした=写真。くちばしを鳴らして仲間とコミュニケーションをとる「クラッタリング」の姿が再現されている。

 同館がある県立コウノトリの郷公園が保管していた樹脂製のレプリカで、高さ約130センチ。床面からは約180センチになる。

 郷公園は高病原性鳥インフルエンザの感染防止に向け、「レベル3」の防疫対策を実施。同館前にある公開ケージにいた飼育中のコウノトリを非公開エリアに移した。このため、野外個体の飛来を待つ以外、入館者がコウノトリを見る機会がなくなり、レプリカを展示することにした。

 レプリカは電動で一定間隔をおいてくちばしが動き、「カタカタ」と音を立ててクラッタリングを繰り返す。郷公園は「訪れた人たちに少しでもコウノトリの姿を知ってもらえれば」としている。