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下地敏彦氏が3選 陸自配備を容認

 任期満了に伴う沖縄県宮古島市長選は22日投開票され、自民党が推薦する現職の下地敏彦氏(71)が、新人3人を破って3選を果たした。同市への陸上自衛隊配備が争点になり、南西地域の防衛強化を図る安倍政権は選挙結果を注視していた。配備受け入れを表明した下地氏の勝利を受け、政府は計画を予定通り進める方針だ。投票率は68.23%だった。

     防衛省は現地でミサイル部隊など700~800人の配備を計画している。選挙戦で、下地氏と前市議会議長の真栄城徳彦氏(67)は配備を容認。元県議の奥平一夫氏(67)=民進推薦=と医師の下地晃氏(63)=社民推薦=は反対した。

     下地敏彦氏は「もっと豊かで明るい宮古島にしたい」と経済振興を訴え、自民党の組織力を生かして真栄城氏との保守分裂選挙を制した。

     米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画を巡って政府と対立する翁長雄志知事は奥平氏を支援したが、知事の支持層が奥平氏と下地晃氏に分かれたこともあって及ばなかった。

     沖縄では今後、2月に浦添市長選、4月にうるま市長選が予定されている。安倍政権も知事陣営も、宮古島市を含む3市長選を来年の知事選の前哨戦と位置付けている。【佐藤敬一】

     確定得票数は次の通り。

    当 9587 下地 敏彦<3>無現=[自]

      9212 奥平 一夫 無新=[民]

      6545 真栄城徳彦 無新

      4020 下地  晃 無新

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