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いつまでもアフタースクール

放課後が待ち遠しかった学校生活。ぼくにとっては今も放課後。だから楽しく生きていけます。主にオピニオン、10代20代への起業論を発信していきます。

プロカメラマンテラウチマサトのセミナーが思いっきりAmwayだったので論破してきた話

飽くなき探究心

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こんにちは「権利収入何それ美味しいの?」なぶんたです。

 

みなさんマルチ商法に勧誘を受けたことはありますか?

例えば、Amwayとかアムウェイとかあむうぇいとか。

 

ぼくは過去に3回ほど勧誘を受けたことがありますが、いい加減マルチの撃退にも慣れてきたのでその体験談を書いていきます。

今回はあの超有名プロカメラマン、テラウチマサトさんをダシにしたアムウェイ勧誘です。

ガチの有名人を使った勧誘は刺さる人多そうですよねー。実際たくさん来てたし。

 

今回はそんな「え、マジ!?あんな有名人と会えるの??私特別!?」とか考えてしまう全然特別でも何でもないカモを減らすためにぜひ読んでおいてほしいです。

みなさん気をつけてね。

 

 

セミナーのお誘い

「テラウチマサトさんのセミナーがあってね。良かったら来ない?」

 

友人がそんなお誘いを受けたとのことで連絡が来ました。

ぼくはそれまでテラウチマサトさんのことは全然知らなかったのですが、カメラマンの友人によるとどうやら有名カメラマンとのこと。

芸能人だと吉高由里子や杏、ワタミの渡邉美樹などの写真も撮っている人でカメラマン業界で知らない人はいない超有名人だそうです。

 

「普通はめちゃくちゃ高い金額でコンサルティングとかしているしね。今回のセミナーはテラウチさんの意向でめちゃくちゃ安いんだけど滅多に無いからどうかな?」

 

と言うので物は試しと友人2人と一緒にセミナーを受けに行きました。

 

セミナーと懇親会

着いてみると参加者は20~30名ほど。

内容はいわゆる自己啓発系のセミナーでセミナー自体は面白かったし、やっぱり話し方や進め方が上手いなあと感じました。

ぼく自身はこの話が来るまではテラウチマサトさんを知りませんでしたが、

「やっぱテラウチさんは凄いなあ」「本当勉強になる!」

という周りの声も相まって「ああ、なんか凄い人なんだろうな。話も面白いし」そう思いました。

 

セミナーが終わると懇親会。

懇親会では友人のカメラマンがここぞとばかりに「ぼくの写真どうですか!?」

それを見たテラウチさんの側近の人は「あの子テラウチさんに写真の質問1つしたら普段いくら取られるのかわかってるのかなと一言残していました。

 

まあそりゃ写真業界ですさまじく有名な人ですからね、写真のコンサルティングも高いのはわかります。

ただ、なんでしょう。ぼくが引っかかったのはそこではなく「本人が一番自負しているのになぜそんな簡単に相談を受けるのか?」という点です。

 

例えばある程度有名で力のある人ならば、自分の時間価値がどのくらいあるかは理解しているはずです。永江さんのこの記事が以前話題になっていましたが、正にその通り。

上に上がるにはある程度の狡猾さや賢さが無ければ不可能です。そんなことは本人が百も承知なはず。

「質問に答えているのは単純な厚意なのか?」と疑うのは不自然ではないでしょう。

 

その上、ぼくら3人をやたらかわいがってくれて、

「君たちみたいな若者のアーティストでね、グループで活動している子がいるんだけどその子たちの事もすごく応援しているんだ。なんだか君たちにも似たようなものを感じるよ」

 

こうして懇親会が終わり、面白かった半分なんだろうなー感半分で帰りました。

 

翌週の連絡

翌週、一緒に行った友人全員に最初に誘ってくれた方から連絡がきました。

 

「テラウチさんがすごくかわいがってくれててまた会いたいんだって!会いたいらしいんだけどこの日は空いてる?」

 

流石に全員「ん?」と疑問に思いましたよ。

それこそそんな有名人がわざわざぼくらに会いたいと思うほどぼくらに魅力があったかというとそんなことはないと思います。

じゃあこれはなんなのか?

 

「テラウチさんってアムウェイらしいよ」

そう言い出したのが、一番最初に誘われた友人。

あー、なんかこれはそんな雰囲気だなーと思いながら、結局ぼくとカメラマンの友人は行ってみることに。もう半分わかっていることの答え合わせのような感覚で

「とりあえず行ってみてたぶんアムウェイだろうしそしたら論破しよ」

という感じでぶっちゃけ面白半分です。

 

で、実際に会ってみると案の定アムウェイ。

始まりますよ権利収入攻撃が。

 

「権利収入って聞いたことある?」

「ごめんね!実はテラウチさんからさっき連絡があったんだけど仕事が長引いて来れなくなっちゃったみたいで!!」

小芝居ワロタ。

もうなんか面白いくらい予想通りで、事前に「まあたぶんテラウチさんは来ないよ」と友人と話していたことのまんま。まあそりゃ来ないっすよね。

 

「ところでさ、最近どう悩みとかある?」

なぜ、突然悩みを打ち明けなきゃいけないのかは甚だ疑問でしたが、とりあえず

 

「ないですね。楽しいんで」

「そっか。良いことだね!仕事とかはどんな感じ?辛いなって思わない?ぼくはけっこう仕事が」

「仕事も順調です!楽しくない仕事はしないんで(キリッ)!」

 

どうやら意地でも悩みや辛いことを作りたいようでしたがぼくは皆無なので話もガンガン遮りながら聞いていました。

 

「あ、こりゃ無理だな」と思ったのか笑っていない笑顔を浮かべながら少しの沈黙の後、

「ところでさ。単刀直入に言うんだけど、権利収入って聞いたことある?」

キタコレ。

もう、いつ来てくれるんだと思っていましたがやっときました。権利収入。

「これなんだけどさ」

いかにも楽しそうな雰囲気のある写真、豪遊している風景、普通は行けないような海外の景色。そういった写真が載っている大きめの写真集を見せられました。

 

「こんな生活してみたいと思わない?普段行けないようなところに行って。普段会えないような人に会えるんだよ!テラウチさんももちろんだけど、他にも」

「あ、興味ないですね」

 

もう何を言っても止まらないマシンガントークが始まって全然会話になっていません。営業したことあんのか、このおっさんは。

 

こんな感じで延々話されるアムウェイの権利収入攻撃をサクサク受け流していると、やっと落ち着いたのかクロージングがやってきます。

「どう?アムウェイってそんなに悪いことでもないし、世間一般の感覚では印象悪いけど、ぼくらみたいな人たちもいるんだよ。だってあのテラウチマサトさんがトップだからね。もっと収入源増やしたいでしょ?」

「あ、興味ないですね」

もういい加減諦めるかなとは思ったんですが、またしても笑ってない笑顔で一言聞いてきます。

 

「さっきからぼくばっかり話しちゃってごめんね。上手く伝わってないかもしれないし何か聞きたいことあれば話してよ」

そんなわけでぼくの反撃が始まります。

 

アムウェイ勧誘にあった際の有効な返し方

1.相手サイドでの主観的な証拠を持ち出す

アムウェイ勧誘でありがちなのが豪遊や著名人という誰が見てもわかる「客観的事実」を引き合いに出してきます。そしてそこに混ざれる「特別性」。まあ自分で考えれない人はだいたいココで落ちます。

これには相手サイドから何も言えない「主観的な否定できない事実」を引き出せば3秒で論破できます。

 

ぼくが実際に使ったのはコチラ。

 

「ところで今のお仕事は何されてるんですか?アムウェイだけで食べていけてるんですか?」

「いや、普通にサラリーマンだよ。ぼくもまだまだ成果が出ていなくてね」

「確か3年くらい前からテラウチさんとお知り合いって言ってましたよね。3年経っても成果出ないんですね」

 

まあ、これで何話されても説得力無いですし、向こうも一気に自信を失うので言葉に強さが無くなります。

 

別にこれは職じゃなくても構いません。好奇心旺盛な感じで「月いくら稼げてるんですか?」とか「それ稼ぐまでにどのくらいかかりましたか?」とか聞けばいいです。

つまり否定できない事実を引き出せばいいんです。畳み掛けられても「それじゃ保証はありませんよね…時間の無駄なんで...」で大丈夫。

2.利己主義な部分を引き出す

ネットワークビジネスはあくまで自分の利益となる部分に蓋をしなければ勧誘ができない人がやることです。

要するに「お金稼ぎは悪」のような考えを持っているのにも関わらず、

「これはあくまで周りの人たちに得してもらうためにやり続けるんだ。得するのはぼくだけじゃない」

という意志でなんとかやっています。別にお金稼ぎは悪でもなんでもないのにね。

誰かにすがったり、集団という何かにすがらなければ自己肯定ができない人ばかりなので、そういう一般的に挙げられる人間の黒い部分を引き出せばあっさり言葉を失います。

 

「何でそんなこと教えてくれるんですか?」

「そりゃ友達だからだよ。ぶんた君のことをすばらしいと思ってるからだから奨めたんだ!」

「まだ1回しか会ってないんですけど要はぼくを通して得するからですよね?」

「いや、そんなことないよ。ぼくはすばらしいなと思ったから」

「じゃあ本当にお金のためじゃなくぼくのためなら、興味ないんでその話やめてもらっていいですか?」

「いや、でも」

「別にお金には困ってないですし、そんなオブラートに包まなくてもわかるので」

 

結局自分と向き合えずにアムウェイというものに逃げているだけなので、こういうお金どうこうの話とかに弱いです。根本的にお金の話が得意じゃない人は多い印象です。

 

こんな感じで彼らとの話は終わりました。それ以降は一度も会っていません。何が友達だよって感じですね笑

 

「興味ない」を「興味あるかも」に変える騙しのテク

「同じ体験をしているかも?」とか「怪しいかな?」って心当たりがある人にマルチの疑いがある人特有のテクニックを書いておきます。

マルチ商法で勧誘してくる人はだいたいこの手法を使ってきますね。

  1. 権威を利用する
  2. 可能性を提示する
  3. 誰でもできることを仄めかす

1.権威を利用する

いわゆる「虎の威を借る」ですね。有名人の名前使ったりとか。

「あの人もやってるから大丈夫だよ」

じゃあ有名人が人殺してたらあなたも殺すんですか?

自分のことは自分で判断しましょうね。

2.可能性を提示する

「こんな風になれるかもしれない」という可能性。その多くはお金です。

自分に自信がない人や常に劣等感を感じていたり、成功体験の無い人は特にこれにハマりやすいと思います。

誰だって親身に話されて、自分の将来もっと良くなるかも!って言われたら少しは話を聞いてみたくなりますよね。

でも大丈夫です。あなたの可能性はあなたにしかわかりません。誰かに何かを言われても冷静になることが大切です。 

3.誰でもできることを仄めかす

なぜみんながハマりやすいのかはコレです。誰でもできるから。

「誰でもできる」ってワードは強いです。それだけで出来る気になってしまう。

正しくは「誰でも始めれるけど結果は人次第」ですね。

ただこの感覚はある程度成功体験がなければ難しいでしょう。お金が絡むビジネスは特に。

 

みなさんもお気をつけください

そんなわけでアムウェイの潜入レポではないですが、有名カメラマンのテラウチマサトさんのセミナーは思いっきりアムウェイでしたって話です。

人集めてもそのあとのクロージングが下手な人ばかりだと、マルチもなかなか厳しいものが有りますね。

とりあえずもう少し営業とかマーケティング学んでから、会員集めに必死な人はがんばってくださいって感じです。

こうやって人選びも気をつけないとネットに書かれてしまう時代だしね。

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