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東方幻録 作者:黒殊
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レッツ 幻想郷!

「ここはどこですか?」
「ここ?」
「そうですね。」
「ここは霧の湖だよ?」
「霧の湖?聞いたことないな。」
「ここは日本ではないのかい?」
「日本?ここは幻想郷だよ?」
「幻想郷?どこだここは。」




とある休日
僕は近所神社に向かった。青々とした葉の間から夏の日差しが差す。少し歩くと石の階段が現れる。
(やっぱり暑いな。飲み物を持ってくれば良かった。近いからいらないと思ったのだがな。)
何て事をぼやきながら石の階段をあがる。


石の階段をあがり終えると息があがっていた。あがり終えるとその先には木で出来た門が目の前にひろがる。門を通り過ぎると本殿が目の前に現れる。本殿に挨拶をして一通りまわる。


まわり終えると本殿にもう一度挨拶をして神社を後にする。その時だった。彼は視線を感じ振り向いた。視線の先は本殿の屋根の上だった。しかし視線の先のには誰もいなかったのだ。彼は気のせいかと思い再び歩き始めた。


彼が門を出て見えなくなり、視線の正体が話始めた。そこには大きい人の形をしたものと小さい人の形をしたものがいた。大きな人は藍色の髪をしたもので、小さいものはシルクハットみたいな帽子の両端には目の様なものがある、帽子をかぶっている。

「ねぇ 神奈子?」
「なんだ 諏訪湖子?」
「さっきの子私たちに気づいたみたいよ?」
「そんなのたまにいるだろうに、何に驚くことがある?」
「だってあの子正確に私たちを見えていたの。」
「?」
「わからないの?」
「そりゃあな。」

諏訪子と呼ばれているものはケロケロと馬鹿にするような笑い声だす。それに神奈子と呼ばれているものはイラッとしたが、押させえて話を聞いた。

「なら早苗みたいにっていったら?」
「! 諏訪子 それは本当か?」
「ただの勘だけどね?」

それまで熱くなっていたものが急に冷めていく感じなった神奈子はこいつをどついてもいいかと本気で思った。その怒気に諏訪子は気づいたのか、神奈子を宥めるように補足を入れる。

「神奈子待ってよ?その代わりに補足をするから。」
「補足?宛にならんが聞いてやろう。」
「まず私たちが見えるものは、神格・その力である神力を持つもの・極度の崇拝者・希にいる膨大な霊力を持つものだね?」
「そうだな。大体がそれのどれかだな。」
「しかし彼はどれにも当てはまらないんだよ?」
「? なら早苗みたいとはどういうことだ?」
「みたいって言っただけだよ。早苗はあれでしょ?」
「そうだが。ならお前は言っているのはなんだと言うんだ?」
「それはね?限りなく滅多にないことだよ。」
「?………!」
「神奈子も分かったみたいだね?」
「でもそんなことあるのか?」
「実際に見たのだからありなんじゃない?」
「でも年が若くないか?」
「どうしても認めたくないみたいだね?」
「そうゆうわけでわけではないが。」
「なら見守ろうよ?我らの愛し子をね?」
「あぁ。」

諏訪子に説得されしぶしぶ頭を縦に振った神奈子だが腑に落ちない点が何ヵ所かあった。なぜ彼にそのようなものがついてしまったのか?そして誰がそのような力を授けたかだ。神奈子はモヤモヤしていたら隣にいた諏訪子に笑われていた。その様子の諏訪子をみた神奈子は考えるのをやめて横になった。



彼が家に向かう道で一人の少女とすれ違った。セーラー服を着ており、後ろ髪が背中まであり、前髪の左側に蛙の髪止めをしている子だ。彼はその少女をみたことがあり噂の絶えない人だとも知っている。だからだろうか彼はあまり近寄りたくないと思っている。それはお互いの為だと思ってのことだ。

彼は無事に家に着くことができ、布団につくなり寝てしまっていた。

そして翌日のことだ。
いつものように朝起きるといつもの30分長く寝ていたことに気づく。こう言うときは大抵よくないことが起きると相場が決まっている。早く用意をして家を出た。

何事もなく学校に着く。学校につくなり視線を感じているが無視することにした。


視線を感じながら放課後になる。今日はゆっくりとしてから帰るとする。これである程度は回避できるためだが、なんとも疲れる。ゆっくりと本でも読んでおくか。自然と料理の本に手がいき読み始めた。

一時間ぐらいたった頃だろか、周りに人が居ないことを確認して図書館を出る。

「帰り道でなにもないといいな。」

こんなことを言うから何か起きるのだと言うのにそのときはわからずにいた。
校門を出たときだった。不意に声をかけられる。

「あの~?」
「?」
「そこの貴方?」
「? 僕ですか?」
「そうです。昨日すれ違いませんでした?」

声をかけてきたのは神社の帰りにすれ違った人だった。
(どう答えようか。素直を答えとこうか。)

「かもしれませんね。そんな僕に何か?」
「いえ 何か嫌なものがツいている気がしたので。」
「そうですか?別に何事もないですね。」
「何かありましたらいつでも神社に来てくださいね。」
「なにかありましたら、いかせてもらいます。では失礼します。」
「はい。ではおやすみなさいです。」
「一回会釈してその場を立ち去る。」

家に着いてもまだ視線を感じたためある場所に電話した。

「お久しぶりです。」
「おぉいつぶりかのう?」
「4年ですかね?」
「ゲンが出てそんなになるのか。」
「はは そうですね。」
「そのゲンが連絡すると言うことはなにかあったんじゃな?」
「ちょっとしたことですけど。」
「で、何がいるのじゃ?」
「結界と神降しの………。」
「大層じゃな。いくらお前でも神降しはすぐにはできないじゃろうに。」
「そんなつもりではないです。ただ覚えておいて損はないと思いまして。」
「わかった。いつくるのじゃ?」
「今週の土曜に行きます。」
「わかった。待っている。」
「では失礼します。」
電話が終わり息を吐き出した。
(いつになってもなれないな。少し横になろう。)


時がたち土曜日

朝早く出て目的地に着いたの昼になってからだ。

「お久しぶりです。師匠。」
「ほほほ 久しいなゲン。早速するのか?」
「そうですね。いつもの場所でいいですか?」
「そこに置いとる。何かいるか?」
「いえ 今は大丈夫です。」
「ならしてこい。」
「行ってきます。」

師匠に言われた場所に向かう。その場所はかつて、僕が修行に使っていた場所だ。扉を開ける6畳ぐらいの部屋の真ん中に書物が置かれていた。

「師匠 もっと大切にしないとすぐに破けちゃうって言っているのに治ってないな。」

そう言いながら置いていある書物に目を通す。 
(まずは神降ろしからいくか。)
内容自体はさほどではないが難しくはないがいざ実行するとしたら難しくなる。神降ろしを読み終え、結界に目をやる。結界はいくつかかじっているのですぐに済むとふんでいた。

あれから何時間かかっただろうか。
(神降ろしよりも時間がかかってしまった。少し息抜きしようか。)

息抜きのためにぶらぶらとしていたら師匠が縁側でお茶を啜っていた。

「師匠。」
「もう終わったのか?」
「いえ 少し疲れたので歩いています。」
「そうか。昔は2.3日篭っていたのにのう。」
「はは 今は無理ですね。」
「忍耐力がなくなったかの?」
「そうかもしれません。」

僕は昔とは違うと感じながら師匠の元を離れようとした時だった。

「おい ゲン。」
「なんでしょうか?」
「渡すものがあるからついて来い。」
「? はい?」

師匠の後をついて行くと、師匠の部屋に着く。部屋に入ると師匠は部屋にある小さな箪笥から短刀とホルスターみたいなものを2つ取り出した。

「これはゲンがここに来た時に持っていたものじゃ。」
「これがですか?」
「そうじゃよ。でもここに来るまでの記憶はまだ戻らんのじゃろ?」
「そうですね。まだ戻りませんね。」
「そうか。それらの使い方もわからんか?」
「これですか?」

僕は短刀とホルスターをみたが、やはりわからない。だが、短刀から何かの気配を感じる。

「師匠この短刀から変な気配を感じます」
「だろうの。」
「?」
「それはそのうちわかるじゃろ。」
「はぁ。」
「そっちの方はどうじゃ?」

師匠はホルスターの方に指を指し言った。

「これですか?」

僕はホルスターにあるボタンを取ると、札が出てきた。

「札が出てきましたが?」
「どれ見してみせい。」
「見たことないのですか?」
「まず 開けることが出来なかったんじゃよ。」
「師匠が開けれなかったって事は危ないものなのでしょうか?」
「そうとも限らんよ。よっぽど危ないものを封印しているか、本人でしか扱えないのもぐらいじゃろ。」
「そうなんですか。」
「今回は後者じょろ。ほれ 一枚貸してみなさい。」
「どうぞ。」

僕は適当に一枚取り出した師匠に、渡した。師匠は札をじっと見てつぶやいて、札を返してくれました。

(やはりか)
「? なにか言いましたか?」
「なんでもないぞ。」
「ではそろそろ戻ります。」
「そうじゃな。気を付けるのじゃぞ。」
「はい。 失礼します。」

僕は部屋を出て自室もとい修行場に向かう。

修行場に着くと服とその上に7センチほどの針と手紙が置いていた。
(これはなんだろう。)
針が刺さらないように取り、服を見る。黒のパーカーと藍色のズボンだった。
(これは師匠が選んだのだろうか。あとこれは手紙?)
内容を確認しようと中身を見る。そしたら一言書いてあった。餞別だ としか書いてなかった。
(餞別?どうやう意味だ?着てみるか。)
服に着替えてホルスターを両太ももに付け、短剣を腰に付け針を脇腹にあるホックに針をまとめた。

「これでいいのかな?それにしてもこれって……。えっ。なにこれーーー!」

僕はある物を全部つけ少し動こうとしたら、急に視界が暗くなり、次の瞬間 目玉がびっしりとある空間にいた。何がなんだかわからないままに流れていく。
身を任せるままに流されていくと、光が見えてきた。光がどんどん大きくなり、出口が見えてくる。

「うわっ!」

出口に出た時僕は空にいた。空にいると言うことは当然人間は飛ぶ事ができないため落ちていく。

「しぬしぬしぬ~!」

落ちた場所は地面ではなく湖だったため、死ぬことはなかったが全身が痛い。

「クッソ。むっちゃ痛いな。とりあえず上がるか。」

落ちた場所は陸から遠くない場所だったから少し泳いだら陸についた。とりあえず服を乾かすため水を出来るだけ絞り出し木の枝にかける。
(これでなんとか乾くだろ。何しよう。)
悩んでいたら、まず疑問が生まれた。まずここは何処だ。

「人でも探すかってこの先森だよな。とりあえず進むか。」

森を歩き回ると、一人の少女をみつける。
(これは通報されないか?いやここで悩んでも拉致開かないし、聞くか。そうと決まればって…あれどこに行った?)

「お兄さんは食べてもいい人なのか?」
「うわっ。びっくりした。いついたの?」
「さっきだよ?でお兄さんは食べてもいい人なのか?」
「いや 人食べたらダメだからね?」
「そうなのか。」
「そんなにしょんぼりすること?あぁ聞きたいことあるけどいいかな?」
「なんなんだ?」


そして冒頭にもどる。


「なら人がいる場所はわかるかい?」
「それなら今からいくぞ?」
「なら一緒に行っもいいかい?」
「いいぞ。」
「ありがとう。」
「お兄さんは?」
「?」
「名前なのだ。」
「名前か。幻描(げんか)だよ。君は?」
「ルーミアなのだ。」
「ルーミアか。よろしく。」
「幻描もよろしくなのだ。」

こうしてルーミアに連れられて人がいる場所に向かうのだった。

「着いたのだ。」
「ここがそうなのか。ありがとう。」
「どういたしましてなのだ。これからどこに行くのだ?」
「いや 残念ながらないな。」
「ならけーねのところに行くのだ。」
「ありがとう。行ってみるよ。」
「それなら一緒に行くのだ。」
「でもルーミアはほかにやることあるんじゃないの?」
「いいのだ。私もけーねのところに行くらから。」
「そうなんだ。ならお願いね。」
「任されたのだ。」

何かの建物の前に到着。

「けーねー。」
「なんだルーミア。まずは挨拶だろ?」
「そうだったのだ。おはようなのだ。」
「おはよう。それでどうした。」
「そうなのだ。外から来た人なのだ。」
「外来人か。」
「そうなのだ。」
「はじめまして。」
「そうかしこまるな。私は上白沢(かみしらざわ) 慧音(けいね)だ。」
「僕は幻描です。よろしくお願いします。」
「よろしくだ。ルーミアは入っていいぞ。」
「わかったのだ。幻描またなのだ。」
「またね。」
「幻描くんはよくルーミアに食べられなかったね。」
「えっ。どうゆう意味ですか?」
「そうか。来たばかりなのだったな。ここは人はもちろん妖怪、神、妖精など、あらゆる者が生活しているのでな。ちなみにルーミアは人食い妖怪だ。」
「そうだったんですね。」
「それはそうと立ち話も何だ中に入ってくれ。」
「はい。」
「これから授業なのだが幻描くんはどうする?」
「後ろの方で聞いていてもいいですか?」
「おう 大丈夫だ。」

こうして上白沢さんの授業が始まった。


何事もなく授業が終わり、上白沢さんに呼ばれるのだった。

「幻描くんはこれからどうするのだ?」
「これからですか?」
「あぁ 例えば帰りたいとかはないのか?」
「ないですね。」
「ならここに居たいのか?」
「そのほうがいいです。」
「そうか なら博麗神社に行ってみるといいぞ。」
「博麗神社ですか。」
「ああ。」
「どこにあるのですか?」
初めまして黒殊くろしゅと申します。
初めての作品で誤字 脱字があるかもしれません。そうゆうのがあったときは教えてください。
その以外にも こうしたらいいよ などアドバイスがありましたら、どしどしください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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