NGT48劇場支配人

今村悦朗です。

 

TDCホールでのAKB48グループの全ての日程が、本日、無事終了致しました。

 

20日(水)には、NGT48にとって初めてとなる単独コンサートを開催させていただきました。メジャーデビュー前のグループに、このような機会をいただき、感謝のひと言に尽きます。

 

そのご厚意に応える為、一度きりしかない初の単独コンサートを成功させようと、演出面にはいつも以上に、こだわらさせていただきました。この1年を振り返りながら、メンバーたちの顔を思い出しながら、色々と考えを巡らせました。そして、上越新幹線Maxとき315号の旅に、この1年間のNGT48の活動の軌跡を重ね合わせ、本編を東京・新潟間の所要時間と同じ2時間7分で上演する構成にしました。

 

中井りかによるSHOWROOMの会場限定配信、高倉萌香がセンターを務める欅坂46の「サイレントマジョリティー」、総選挙や運動会などNGT48にとって思い出深い出来事と楽曲がリンクしたコーナー、加藤美南をNGT48に導いてくれた高橋みなみさんへの敬意を込めた「愛しさのアクセル」、新潟駅のひとつ手前の燕三条駅の出発に合わせた「最終ベルが鳴る」、小熊倫実の勇ましい大太鼓のパフォーマンスからの「佐渡へ渡る」…など、ひとつひとつの演出や楽曲に意味を持たせました。

 

それらを実現する為に、メンバーには、かなり厳しい要求もしました。リハーサルでは、喝を入れる為に、これまでにないくらい叱りましたし、怒鳴りもしました。初の単独なことに加え、時間的制約もあり、メンバーにとっては、毎日、不安とプレッシャーとの戦いだったと思います。

 

それでも、みんな必死にくらいついてきてくれました。その陰には、私の見えないところでの、キャプテン北原里英の統率や、百戦錬磨の柏木由紀のアドバイスがあったことでしょう。2人には、本当に頭が下がります。

 

何より、2,000人のお客様に(全国の映画館でご覧いただいたお客様にも)、自分たちだけのコンサートを観ていただけた、楽しんでいただけた、それこそがメンバーにとって大きな財産になったに違いありません。本当に素晴らしい経験をさせていただきました。

 

そして、大変お待たせいたしましたが、来たる4月12日(水)に1stシングルをリリースすることを発表させていただきました。表題曲は、チームNIIIの16人に担当してもらい、センターは中井りかが務めます。

 

デビューシングルについて、時間の都合もあり、コンサートではお知らせできなかったことがありますので、ここでお伝えさせていただきます。

 

今回のシングルには、表題曲も含め計6曲が収録されます。研究生の10人だからこそ任せたいと思う楽曲もあります。あとメンバーをシャッフルしたユニットで楽しんでもらう楽曲もあります。これまでのNGT48のイメージにはない挑戦をする楽曲もあります。

 

先ほど「研究生10人」と書きましたが、3月に保育士の道に進む為に巣立っていく水澤彩佳にも、デビューシングルに何かしらの形で参加してもらいます。卒業後に発売されるシングルに、卒業生が参加するのは異例中の異例ですが、アリオラ・ジャパンの皆様をはじめ関係各位に、NGT48にとっての「26人」という意味や、グループにおける「みーずん先生」の存在を説明させていただき、ご理解を得ました。感謝致します。

 

レコーディングやMV撮影は、これから始まりますが、メンバーはじめスタッフ、アリオラ・ジャパンの皆様で最善を尽くし、多くの方に「これが新潟のグループNGT48です」と胸を張って全国にお届けできる作品に致しますので、ご期待ください。

 

そして、昨日・今日と開催されたリクエストアワーでは、「Maxとき315号」がAKB48グループ969曲の中で1位に輝きました。また、5位に「NGT48」、7位に「君はどこにいる?」が、それぞれがランクインさせていただきました。トップ10に、NGT48の対象楽曲の3曲すべてが入るという奇跡が起こりました。

 

思えば、新潟に新たなグループが発足し劇場が出来ること、そして私がその支配人に就任することがサプライズ発表されたのが、2年前のTDCホールでのリクアワでのことでした。本当に全く知らされていませんでした。名古屋の栄で、これからこうしていこう、こう変えていくんだ、と色々と奮闘していた時期だったこともあり、正直、驚きと動揺を隠せませんでした。

 

当時のことを思うと、2年後、同じ場所で、NGT48が誰一人欠けることなく単独コンサートを開催できたこと、リクアワで1位を獲得するという最高のプレゼントをいただけたことは、本当に「未来はいつも思ったよりもやさしくて」としか表現できません。

 

もちろん、このやさしい未来に私を連れて来てくれたのは、いつも応援してくれる皆様であり、投票してくれた皆様であり、私を支えてくれているスタッフであり、そして26人のメンバーたちです。

 

最後に、あらためまして、単独コンサートをご覧いただいた皆様、ご投票いただいた皆様、ご声援を送っていただいた皆様、ご支援していただいている行政や企業の皆様、そして変わらず見守ってくれている新潟県の皆様、NGT48に関わる皆様に、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

そして、メンバーのみんな、おめでとう!

 

2017年1月22日

NGT48劇場支配人

今村悦朗