2017-01-22

おやつ箱を漁る上司は殺せない

多くの職場にはおやつを入れておく箱があると思う。

まれ取引からもらった高い菓子が入っていることもあるが

多くはコンビニもしくはスーパーで買える袋菓子

歌舞伎揚げ、アルフォートルマンドなどがつっこまれている。

私は、あの箱を漁るおっさんが大好きである

殺したいほど憎い上司でさえ

おやつを漁るおっさん背中は、最高に色っぽい。


あれだけ厳密にタイムマネジメントして

朝四時起きして出社する部長が、

彼が勝ち取ってきた椅子を離れ、取りにくるのだ。一袋298円の菓子を。

なんて無防備背中

高いところまで昇りつめてきた男の疲労と孤独と弱さ。

それを見ると、この男も私と同じ人間で、

私と同じように菓子を食べて育ち、そしてうまくいけば私より先に死ぬんだなあと思える。

そう考えるとすっとして、他に開封されている袋がいろいろあるのに

未開封の菓子ワイルドに取っていくデリカシーの無さも含め、

愛してやろうと思える。

いいよ、アルフォート全部持ってけ。

なんとなく男と書いたけど、

そういえば役職についている女性おやつ箱をあさる姿を見ることって、あまりない。

いま40〜50代で役職についている女性

「男だてらに」「気張って」ゴリゴリ働いてきた人が多いので

無防備背中を見せて、菓子を漁ることなんてできるわけないのかもしれない。

やはり女性組織で上がっていくことは、厳しい国なのだと思う。

まあ、高い菓子は食うんだけどな。

いいよ、WESTのドライケーキ持ってけ。


から私は、上司とか、上役とかが

殺したいほど憎くなってきたらコンビニに走り

ブルボンスペシャルソートを買い箱にぶちまける。

そして、ルマンドエリーゼ、バームロールを漁る上司背中をみて

もうちょっとがんばるかと思いなおす。

トラックバック - http://anond.hatelabo.jp/20170122155808

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん