01月21日 09時51分
20日、岐阜市の歯科医院で院長の男性が包丁で切られ死亡した事件で、殺人未遂の疑いで逮捕された男は、歯の治療に不満があるとして事件の4日前から院長に手紙を送りつけたり、面会を求めたりしていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
20日午後2時ごろ、岐阜市黒野南の歯科医院「渕野歯科」で院長の渕野太賀臣さん(50)が首や腕などを包丁で切られて死亡し、警察は直前に院長に面会を求めていた患者の長濱伸幸容疑者(58)を殺人未遂の疑いで逮捕しました。
捜査関係者によりますと長濱容疑者は今月16日に、以前、この歯科医院で受けた歯の治療に不満があるとして渕野院長に手紙を送りつけ、翌日には渕野院長が話し合いの場を持ったということです。
渕野院長は事件の2日前にも同じ内容の手紙が届いたとして、警察に相談に訪れましたが、長濱容疑者への警告などは求めなかったということです。
警察によりますと長濱容疑者は調べに対して「話しているうちに殺してやろうと思い刺した」と供述しているということで、警察は22日、殺人の疑いに切り替えて検察に身柄を送り、くわしいいきさつを調べることにしています。
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