パプアニューギニアでM7.9の地震

アメリカの地質調査所によりますと、日本時間の午後1時半ごろ、パプアニューギニアでマグニチュード7.9の地震がありました。
震源地はパプアニューギニアのブーゲンビル島の付近で、震源の深さは130キロ余りと推定されています。

アメリカの地質調査所は、この地震について、当初、マグニチュード8.0で、震源の深さは150キロ余りと推定されると発表していましたが、その後、いずれも訂正しました。

ハワイにある太平洋津波警報センターによりますと、この地震で、震源地に近いパプアニューギニアとソロモン諸島に高さ30センチから1メートルの津波のおそれがあるとして注意を呼びかけています。
また、近隣のオーストラリアやインドネシアなどでも多少の潮位の変化があるとして注意を呼びかけています。

ブーゲンビル島にあるゲストハウスの従業員は、NHKの取材に対し「大きな揺れをしばらく感じたが、建物が揺れただけだった。周辺で被害は確認されていない」と話していました。

パプアニューギニア政府は、震源地の近くの沿岸部では高さ30センチ程度の津波が到達するおそれがあるとして、消防など関係機関に警戒するよう指示しました。
また、ソロモン諸島でも、政府が一部の住民に対して高台への避難を呼びかけているということです。