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MRJ初納入、20年に遅れも

 三菱重工業は子会社の三菱航空機(愛知県豊山町)が開発する国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の初納入の時期について、これまで目標としていた二〇一八年半ばから、最も遅れた場合で二〇年に延期するとの見通しを固めた。二十三日に正式に発表する。

 これまで一九年以降にずれ込むとされていたが、新たな納入目標のスケジュールは未定だった。開発日程の延期は今回で五度目。

 就航に必要な国による安全性認証である「型式証明」の取得に向けた作業が遅れているのが原因とみられる。特に飛行試験で発覚した各種の不具合をカバーするために補強材を追加したことで機体が重くなり、これに対応するための設計変更が必要になっている。

 MRJは、初飛行の翌月の一五年十二月には主翼材料の変更などを理由に四度目の納入延期を発表。試験機三機を米国に移動し、試験を加速させていた。

 

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