稀勢の里の横綱昇進に向け臨時理事会要請へ

稀勢の里の横綱昇進に向け臨時理事会要請へ
大相撲初場所で初優勝を決めた大関・稀勢の里について、横綱昇進の議論をあずかる日本相撲協会審判部は、八角理事長に対し、横綱昇進に向けた臨時理事会の開催を要請することになりました。
稀勢の里は先場所、優勝力士に次ぐ12勝を挙げ、さらに今場所は14日目を終えて13勝1敗とし、千秋楽を待たずに初優勝を決めました。

これを受けて、横綱昇進の議論を預かる日本相撲協会審判部は、稀勢の里が横綱・白鵬と対戦する千秋楽の結果にかかわらず、八角理事長に対し、場所後に横綱昇進に向けた臨時理事会を開催するよう要請することを決めました。

二所ノ関審判部長「審判部内に異論なし」

日本相撲協会の二所ノ関審判部長は、千秋楽の横綱・白鵬戦の結果にかかわらず、理事会の開催を要請する理由について、「初優勝が決まったし、去年の年間最多勝という実績もある。審判部内に異論はなかった」と述べ、このところ安定した成績を残していることを評価したうえでの判断だという考えを示しました。