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JR北海道 ローカル線半減も? “道民の足”どうなるのか
100年以上の歴史を誇る石勝線新夕張-夕張(夕張支線)については、同市からJR北海道に廃線を“逆提案”し、合意している。同市はコンパクトシティ構想を進める中で、交通網の再編を議論してきた。その中でJR北海道の経営状況を理解し、「黙っていても廃線なら、こちらから提案して理念を高めたい。JRも『はい、さようなら』でなく、一緒に考えてくださいと前向きな選択をした。延々と『廃線か』『やめてくれ』というやりとりを続けるくらいなら、どうやってバスを走らせるかと考えるのが市民のためだ」と心意気を語る。
鉄路の代替となる見込みのバスについては、同線区と並行して走る幹線道路を中心にフィーダー(支線)バスをつなげる。子供の足を第一に考え、小中高校への通学や病院への通院の利用実態に合わせて路線を構築していく考えだ。